NO.2 無限の龍神
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的に一つ言いたいことがあった。
「それはつまり、次元の狭間で永遠に眠り続けるということ?」
「そう」
そうか。じゃあ、遠慮なく言わせてもらう。
「それって死んでいるのと同じじゃない」
「・・・・・・?」
よくわかっていないような仕草をするオーフィス。俺は構わず続ける。
「永遠に寝ているんでしょう?死んでいるのと大差ないわ。生きた死骸よ。そんな下らない目的のために、私に協力を仰がないで」
言った。多分、俺は死ぬだろうな。こんなバカに強い存在相手に勝てるわけがない。怒りを買って死ぬがおちだ。
「・・・・・・じゃあ、生きるってどういうこと?」
そんな根本的なことを俺に聞くなよ。
「さあ、正直、私もわからないわ。あえて言うなら、目的に向かっていくことかしら?オーフィスに当てはめたら、次元の狭間で静寂を得るまでの道のりかしらね?」
「・・・・・・」
「私はね、人間の世の中で暮らしたいのよ。人間は自分で生きる術を身に付けていく。魔法がなければ科学で。そうやって生きて来ている。その成果を見るのは楽しいことだと思うのよ」
実はゲームがやりたいだけなんだけどね!異世界のゲームってバリエーション増えてそうでワクワクするじゃん!前世でやれなかったこともやりたいし。
「あなたは命が限りないからそう言えるのよ。永遠に静寂を得たいって。そんなことの何が楽しいの?」
「・・・・・・家」
は?なんか言ったか?
「我にとって、あそこが家、次元の狭間が帰る場所。だから取り戻す」
「別に帰る場所なんて自分で作ればいいじゃない」
俺の言葉に、オーフィスは目を丸くしていた。こいつ、頭堅すぎねぇか?
「家が無いのなら作ればいいわ。居場所は作るものよ。それに、それなら私でも手伝える」
「・・・・・・一緒に作ってくれるの」
「ええ、私にできる範囲でね」
俺も宿無しなんだがな。
「じゃあ、一緒に行こう?」
どこにだよ。地獄とか『禍の団《カオス・ブリゲード》』とか言われたら嫌だぞ。
「我らの家に」
「まだできてないわよ」
龍神の家探しが始まった。
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てなわけで、俺はオーフィスの直属の部下になった。まあ、『禍の団《カオス・ブリゲード》』には報せないようにお願いしたけど。所謂俺は参謀担当になった。と思う。オーフィスが頭足りてないんだもん。
「じゃあ、家作る」
そう言って、魔力であっさりと家を荒野におったてたオーフィス。中を見ると、スカスカだ
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