NO.2 無限の龍神
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がな。
「無理です。死にたくありません。不思議な力を持っていようがいまいが、私は弱いので無理です」
オーフィス、あんたがどれだけ強かろうと、俺ははっきりノーと言わせてもらうぜ!
「だったら、これ飲む」
と、オーフィスは手を伸ばしてきた。手のひらには黒い蛇。縁起悪っ!俺蛇が関係して死んだんだよ!?
「・・・あの・・・これはなんですか?」
「これ、飲む。そうすれば、力、てにはいる」
「は、はぁ」
知ってるけどさ。生理的に無理。蛇の踊り食いってどんだけ難易度高いんだよ。イカよりも高いだろ。
それでも、この雰囲気的に飲まんと何されるのかわからない。だから、覚悟を決めて蛇を受け取り、飲もうとしたのだが、口元で蛇が弾かれてしまった。
「・・・・・・?」
意味がわからなくなっている美少女(一応)二人。
オーフィスは再び黒い蛇を手のひらに出現させ、俺に薦めてきた。俺もまた飲もうとするのだが、口元で蛇が弾かれて消えてしまった。
「・・・・・・なんで飲まないの?」
「いえ、飲もうと思っても口元で弾かれるんですよ」
俺だって何がなんだかわからないんだから。
「とにかく、力がないので協力できません」
これ幸いと断る。何がなんだかわからんが、ラッキーだったぜ!
「そう・・・・・・なら、鍛える」
・・・・・・はぁ!?何言ってるんだよ!
「私は弱いですから、鍛えても無駄だと思いますよ?」
「どうでもいい、やる」
どうでもいいって!そこ重要ですよ!?テストに出ますよ!?
オーフィスは手のひらに魔力を溜めていく。ヤバい!
「『絶滅天使』・・・ッ!」
天使、『絶滅天使』を展開して、光となってオーフィスの打ち出したレーザーを回避する。
「やっぱり、力、隠してた」
・・・・・・え?もしかして、俺の力を引き出すためにわざと攻撃を?オーフィスって策士じゃないよね!?
今の俺は霊装全開で空に浮いている状態だ。つまりは、霊力が駄々漏れなんだよ。
「次、いく」
そう言った瞬間、オーフィスの姿が消えた。速すぎる。俺と比べるのがバカバカしいほどに。しかも俺は連続で光移動できない。つまり、背中に一発もらったわけだ。
ドガァンッ!
そんな轟音がして、俺は地面を跳ねるようにぶっ飛ばされ、岩に当たって止まった。
「ゲホッ!」
ヤバい。死ぬ。こんなん相手にしたら死ぬ。逃げなきゃ、逃げなきゃ!
「『日輪』」
絶滅天使を円環にして、回転させる。すると、無数の破壊能力を持つ小さな光の粒がばらまかれる。これで足止めにでもなってくれたらいいな、と思っていたが、オーフィスは全く気
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