NO.1 出来損ない
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えない。唯一の武器だ。
「死ね!天使!」
少し焼けた足裏を気にすることなく、俺にインファイトを仕掛けようとする悪魔の少女。
そのラッシュを、俺は空へ大きく飛んで避け、バランスを崩したところで四肢に槍を撃ち込み動きを封殺し、止めを刺す。
「し、死にたくない・・・・・・」
死に際に、悪魔の少女が呟いた一言。
「誰もがそう思うわ」
それだけ言って、心臓と脳天に光の槍を突き立てる。瞬間、悪魔は塵となって消えていった。
「死にたくない・・・・・・か・・・・・・・」
俺もだよ。死にたくない。絶対に生き残るんだ。
そう思った瞬間、俺から、聖なるオーラ以外の力が溢れでた。そして、その力の使い方と名前が頭の中に浮かび上がった。神器?いや、違う。俺は天使なんだから、人間の部分がない俺は神器を身に宿すことはできない。それに、俺はこの力を知っている。天使だからかな?
『神威霊装・一番《エヘイエー》』
光を編み込んだような白いヴェールに身を包む。あ〜あ。俺とうとうコスプレしちゃったよ。天使のコスプレ。あらやだ黒歴史。
『絶滅天使』
この力作品ちゃうやん。頭の上に天使の輪とは違うヴェールのついた輪が装着された。
だから作品ちゃうやん。なんで鳶一折紙の天使を使ってるんだよ俺は!
セフィロトの木、数字は一、色は白、宝石はダイヤモンド、惑星は海王星、神名はエヘイエー、守護天使はメタトロン。それが俺の力らしい。
まんま髪の毛長い鳶一折紙やんけ。レイナーレだけど。ま、軍事利用されたくないから隠すけどね!
兎も角、今いる場所は主戦場から遠く離れた場所だから、派手にやらなければ見つかることはないだろう。
絶滅天使の光の翼を操り、回りにいる下級悪魔を薙ぐ。それだけで、悪魔は消滅した。
あっけなさ過ぎる。それとも、俺が強くなりすぎたのか?
まあいい。俺は生き残る力をてに入れたのだから、俺は生き残る。
とりあえず、二十世紀にはいたいね。ゲームしたいしさ。
そして数日後、神は死んだ。
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