とある序章
1話:強制転送
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俺は夢を見ていた。
それは未知との遭遇だった。
『オマエ、キライ。ダカラ、コノ、セカイ、ニ、イラナイ』
全身真っ白で顔ものっぺらぼうのような人型の何かが俺に話しかけてきた。
『バイバイ。デモ、コロス、ノハ、カワイソウ、ダカラ、チガウ、セカイ、ニ、トバシテヤル』
上手いこと言葉が聞き取れない。
そもそも人間じゃない何かだ。仕方がない……
『ソノ、セカイ、キケン。ダカラ、トクベツ、フタツ、ノ、チカラ、アゲル』
何かが俺の中に入ってきた。
『マジュツ、ト、チョウノウリョク』
何かが実践している。
手からビリビリと電撃のようなものを放っている。
『コレ、ガ、チョウノウリョク。デモ、タダ、ノ、デンキ、ジャ、ナイ。レベル、ハ、ヨン。クルマ、トカ、キカイ、ロボット、ヲ、エンカク、ソウサ、デキル、ノウリョク』
それって凄くない?
『モウヒトツ、ハ、マジュツ』
剣やら槍やら斧など武器を何もない空間から取り出した。
剣やら槍やら斧はまるで踊るかのように何かの周りを浮いていた。
『マジュツ、ハ、ベンキョウ、スレバ、ナンデモ、ツカエル。デモ、オマエ、アホ、ダカラ、コレ、ガ、ベスト』
大きなお世話だ!!
『サイゴ、ニ、チュウコク。マジュツ、ハ、リスク、ヲ、オウ。シニタクナケレバ、ツカワナイホウガイイ。イッカイメ、ビョウイン、イッテネ。ニカイメ、ヤバイ。サンカイメ、ゼッタイ、ヤバイ』
どうヤバイのかわからないけどヤバイんだろうな。
忠告どうもありがとう。
『ジャ、バイバイ』
うん、バイバイ!!
こうして、よくもわからない夢は終わった。
いや、本当に夢だったら良かったのにな!!
気がつけば、知らない天井。知らない部屋の一室。
なんか、よくわかない説明のようだったが、なんか体が知っている。ここがオレの新しい住まいだということ。
まぁ、こんな感じでオレこと近簿一二三は前いた世界と似て異なる、魔術と科学が交差する世界へ飛ばされた。
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