暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0566話
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「これでいいのです。最初の計画通りなのですから」
「おい、シュウッ! てめえ、アクセルを見殺しにする気か!?」

 マサキが叫ぶが、シュウは笑みを滲ませた声で口を開く。

「言ったでしょう? 最初からの計画通りだと。アクセルも元から承知の上です。それに……シャドウミラーの方々は特に異論が無いようですよ?」

 今の俺は、ダークブレインの少しの動きも見逃さないようにして集中しているが、恐らくマサキに説明しているシュウの口元にはいつもの謎めいた笑みが浮かんでいるのだろう。
 そしてシャドウミラーの面々は俺の戦闘力を信じている。信じているからこそ、黙って俺の行動を見守っているのだろう。そして……

『ぐおおぉぉぉっ!』

 ダークブレインが大きく吠え、同時にその雄叫びと共に急速に身体中が再生していく。無くなった手足はまるで植物の生長を早送りにしているかのように生え、攻撃で貫通していた身体の各所は急速に塞がれ、焼け焦げていた鎧はその色を取り戻し、羽や尾も同様に再生していく。
 さらに異変は続く。雄叫びと共に、周囲の空間がひび割れ始めたのだ。そして、まるで当然の出来事であるかのように、俺はそのひび割れた空間の中へとダークブレインと共に放り込まれる。
 異空間へと急速に引き寄せられ、バランスを崩しているニーズヘッグの体勢をヒュドラのスラスターで立て直す。同時に一時的にではあるが、元いた俺の空間とは完全に隔離された。……どうやら、幸いな事にこの異空間に引きずり込まれたのは俺だけだったらしい。
 この異空間の中で、これまで幾多もの世界を滅ぼしてきたダークブレインと俺の最後の戦いが始まる。
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