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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0566話
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けているのだろう。それこそ、こちらの狙いの1つでもあるかのような性急な進化をもたらすかの如く。
 そしてその黒いドームへと俺以外のシャドウミラー各機の攻撃が一斉に叩き込まれる。O.O.ランチャー、O.O.ライフル、ハルバート・ランチャー、グラビトン・ライフル、Gインパクト・キャノン、ゼネラル・ブラスター、地斬疾空刀、そして最も後方にいるシロガネからの連装衝撃砲等々。

『っ!? 全機、シャドウミラー隊の攻撃に続いて下さい!』

 ブラックホールクラスターの威力に驚いていたのか、シャドウミラー隊の攻撃から一瞬遅れてレフィーナの指示が下される。そしてヒリュウ改やハガネの各機からの攻撃や、戦艦2隻からも同様に攻撃が放たれる。
 これまでの攻撃と違うのは、この後の事を考えずに現在出来る最大級の攻撃を連続で放っている事だ。ビーム、レーザー、エネルギー波、弾丸、重力波砲、その他諸々の攻撃がブラックホールクラスターで作りあげられた漆黒のドームへと吸い込まれていく。
 そして数分後、ようやくブラックホールクラスターで作られた漆黒のドームが消え去り、中の様子が確認出来るようになる。

「うわぁ……」

 そう呟いたのは一体誰だっただろうか。だが、ダークブレインの姿はそう呟きたくなるのも分かる程に損傷を受けていた。羽、尾は当然として、四肢のうちでまだ何とか残っていると言ってもいいのは左脚のみ。それも、左膝から先は消滅している。
 まるで鎧のように身体の所々を覆っていた白い装甲も、その殆ど全てが消え去っている。胴体に関しても強力な一撃を食らった影響なのか幾つもの穴が貫通しており、そのダメージの深さが窺える。そして何よりもダークブレインという名の象徴でもあるだろう、頭部。肝心の脳髄と思われる部分はまだ何とか無事だったのだが、顔は焼け爛れ、あるいは弾痕の後が残っていた。
 恐らく、体積で言えば万全の状態から半分近くになっているだろう。それ程の大きなダメージを与えた一撃だった。
 だが……そう、だが。これまでに幾つもの世界を滅ぼしてきた存在が、この程度で終わる筈も無かった。
 ピクリ。右肩から先を失った肩の部分が動いたその瞬間。反射的に叫ぶ。

「気を付けろっ! まだだ!」

 そう注意しながら、ツイン・ドライブを使いながらダークブレインの前へと進み出るニーズヘッグ。

「アクセル・アルマー! 一体何を!?」

 誰よりも早くそう叫んだのは、ゼンガーだった。だが俺はそれを無視するようにして瀕死の状態にしか見えないダークブレインに近付いていく。

「アクセルさん! 危ないから下がって下さい!」
「フィオナの言う通りだ! アクセルさん!」

 フィオナとラウルの悲痛な叫び声。
 だが、それに言葉を返したのは俺ではなくシュウだった。

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