スーパーロボット大戦OG外伝
0566話
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らの攻撃が途切れる事が無い為に、その隙を見いだせないのか。願わくば、後者であって欲しいところだが。
「……そうだな。確かにあの様子だとまだ何かありそうだ。特に俺の念動力も、T-LINKシステムを通して奴の危険性に関してこれでもかと言わんばかりに警鐘を鳴らしているしな」
「なるほど、念動力……ですか」
言葉を途切らせ、底の知れないような目で何かを探るようにじっと俺へと視線を向けてくるシュウ。だがそれもほんの数秒で終わり、すぐにその視線を再び他の機体から大量の攻撃を受けているダークブレインへと向ける。
「ダークブレインを倒すためには、まずあの再生能力をどうにかしなければなりません。そして、見たところその再生能力に関しては向こうの意志の力があってこそのようです。つまりは、その意志をへし折れば……」
「再生能力をどうにか出来る、と?」
「まぁ、恐らくですけどね。ですが、可能性は高いと思いますよ。さて、どうします? 貴方がやると言うのなら手をお貸ししますが」
手を貸す? 俺に? 一体どういうつもりだ? 一瞬そんな風に思ったが、ふとその答えに辿り着く。俺がシュウのグランゾンを消耗させようとしたように、向こうも俺を消耗させようと考えていたら? それはつまり、この戦闘が終わった後に戦うべき戦力を少しでも少なくしている……あるいは分析している。そう考える事も出来るんじゃないのか?
いやまぁ、どのみちダークブレインを倒してしまわないとどうにもならないか。
「それで、手を貸すというのはどうするんだ?」
「何、それ程難しい事ではありません。ダークブレインが最後の手段を使わなければならない程に追い詰めればいいのです。そう、今の姿に変身する前に私達がやったようにね。そうすれば、もしダークブレインに奥の手とでも呼ぶべきものがあったとしたら、それを使わざるを得ないでしょう」
「……それは、今までの行動とどこか違うんだ?」
つまり、ダークブレインを追い詰める。シュウが言っているのは極論すればそういう事なのだろう。だが、それは今までもヒリュウ改やハガネ、そしてシャドウミラーの面子でやってきた事なのだ。
「ですから、私のグランゾンが本気でダークブレインへと攻撃を仕掛けるという事です」
「……本気で?」
シュウのその言葉に、一瞬この場でネオ・グランゾンになるのかと思った俺は悪くない筈だ。だが、生憎とシュウの提案はそんな物騒なものではなかった。……いや、正直に言えば今すぐにネオ・グランゾンになってくれた方が良かったんだけどな。
「ええ。グランゾンの本気を出させて貰います。今の集中攻撃をされているダークブレインに、ブラックホールクラスターを使えば恐らくは……」
「……なるほど」
確かにグランゾン最強の武器であるブラ
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