暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0566話
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好きにするといい。だが自分の状態をきちんと把握出来ずに、味方の足を引っ張るような奴はシャドウミラーにとって必要無い存在だというのも覚えておくんだな」
「ちょっと待って、アクセルさん! 何もそんな言い方をしなくても!」

 俺とスレイの会話を聞いていたのだろう。アイビスがそう言って来るが、それに耳を貸さずにニーズヘッグをカタパルトデッキへと向かわせ、再び戦場へと舞い戻るのだった。

「一進一退ってところか」
「おや、お早いお戻りですね。もういいのですか?」

 そう言いながら、シュウのグランゾンがニーズヘッグの隣へと移動してくる。

「そうだな。後はスレイ自身の問題だろう」
「なるほど。……まあ、それはともかくとして。ダークブレインの様子をどう見ます?」
「どう見る、とは?」
「正直に言って、このままで勝ち目があると思いますか?」
「さて、どうだろうな。何よりも厄介なのはあの再生速度だが……それにしても飽和攻撃と言ってもいいような総攻撃でどうにか押さえ込んで……なるほど」

 最後の呟きに、シュウが微かに反応する。

「どうやら分かったようですね」
「ああ。つまり、現状のように飽和攻撃を仕掛けて一進一退。そして飽和攻撃という以上は、こちらの攻撃に関してもいつまでも続く訳ではないという事か」

 考えてみれば当然なのだが、弾丸やらエネルギー消費やらが激しくなれば当然その機体は同じ攻撃を続けられなくなる。ニーズヘッグに関しては永久機関に近いうえに、武器の殆どがエネルギー消費式だから問題ないが、そんな特殊な機体はヒリュウ改やハガネにもそう多くはないだろう。スパロボのシステム的に言えば、EN回復を持っている機体……それも小や中ではなく大の機能を持っている機体だ。パッと思いつく限りではエクサランス2機に、ペルゼイン・リヒカイト、ヤルダバオト、マルディクトの5機程度か。EN回復(小)なら、グランゾンも確か持っていた筈だが。

「私としても、まさかここまでの再生能力を持っているとは思ってもいませんでしたからね。意表を突かれましたよ。それに……」

 チラリと、ダークブレインへと視線を向けるシュウ。

「私の予想では、まだ何か奥の手を隠していそうですし」

 ……鋭いな。さすがシュウ・シラカワと言うべきか。
 確かに現状でダークブレインが使っている攻撃方法は、四肢や尾、羽を使った物理攻撃に、端末を出してのエネルギー波。あるいは、エネルギー波を転移させて上空から降らせたり、手足からエネルギー波を放つといったものだ。だが俺の知ってる限りでは、今のパワーアップしたダークブレインには相手を異空間へと引きずり込んでから無茶苦茶をする攻撃方法があった筈だ。それを使ってこないのは、まだそこまで追い詰められてないのか……はたまたこち
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