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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第315話】
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来は――。
「……ヒルト、顔真っ赤だよ……?」
「ば、バカ……。 な、ならキスさせるなよ……ッ」
思わず視線を逸らすも、まだ互いの顔は近いまま――。
「ふふっ♪ ……でも、十分だけで思い出を作るなら、一番効果的でしょ?」
ニコッと微笑む未来だが、そのまま表情は俺と同じように真っ赤で、未来も俺と同じくドキドキしていたのがわかった。
「た、確かに強烈な印象としては残るけど……良かったのか……?」
「……うん。 前にも言ったけど、基本私はヒルトが幸せになってくれるのが一番だよ? ……でも、最近は私と一緒に幸せになれたらなぁって欲も出ちゃってね♪」
小さく舌を出し、茶目っ気たっぷりな笑顔を見せた未来に、正直ドキドキさせられた。
……何か、前とのギャップを考えると正直更に未来が可愛く見える。
――と、未来が腕時計で時間を確認すると、軽く息を吐く。
「ふぅっ……。 もう十分かぁ。 ……でも、ヒルトにはバッチリ印象に残せたかな? えへへ♪」
そう言ってベンチから立ち上がり、空を見上げる――つられて俺も見上げると、街の上空の方にはヘリコプターが飛んでいて、学園上空を迂回するように航空機が飛んでいくのが目に映った。
「ヒルト、戻ろうか?」
「あ、あぁ……。 ……未来?」
「ん? どうしたの?」
「あ……いや。 ……その、さ……ありがとうな?」
「んふふっ♪ 急にお礼だなんてどうしたの? ……なんて、ほら、戻ろうっ」
そう言ってまた俺の手を取ると、俺と未来は屋上を後にし、教室へと戻っていった――。
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