例えばこんなオマケって
パラレル外伝 例えばこんな弐式は弐式違いだ
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く、確かな存在感とパワーを感じさせる。
弐式の必殺剣。全てを切り裂き不吉を齎す禍の刃。
『天に凶星、地に精星・・・・・・計都の星が煌めくとき・・・汝、瞬く間に獄へと沈む!』
その刃を構えた時には、既にグルンガスト弐式は全推進力とパワーを持って突進を開始していた。PICを以てしてもすべては抑えきれないほどのGが簪を襲うが、それはこの弐式に乗った時からずっと覚悟していた事だ。なにより時間的余裕は無い。ならば次の一撃、最大出力で決める!!
―――燃え上がれ、私の魂!!
―――応えて、グルンガスト弐式!!
距離が詰まる。抱えた大剣を振りかざし、敵ISに命中させる最適なポイントを勘で把握。切先は真っ直ぐに刺し貫く突きの構えを取る。腕に有らん限りの力を込め、瞬獄剣に莫大なまでのシールドエネルギーを注ぎ込む、渾身の一撃。刀身がさらに巨大に膨れ上がり、運命を食む凶星が最高の輝きでゴーレムを照らした。
―――私の人生を、この一瞬を、一太刀に変えて!!
簪が、吠える。
『計都瞬獄剣―――― 本! 命! 的殺ぁぁぁつッ!!』
簪の勇気を吸い取り巨大化した刃が―――ゴーレムの強靭な体を真正面から刺し貫く刃は、その装甲を無視するかのように胴体を貫通し―――
『破ぁぁぁーーーッ!!!』
続く叫びと共に、体内に侵入した刃が荒ぶる力の暴走として荒れ狂い、目も眩む閃光と物理直接的破壊を乗せて、ゴーレムの機械と鋼鉄の身体を完膚無きにまで破壊し尽くした。
エネルギー反応、ゼロ。少し遅れて、のほほんの歓喜の声が簪に勝利のファンファーレとして届いた。
我々はその勇気を忘れない。
我々はその雄姿を忘れない。
これから学園にどんな強敵が立ち塞がろうとも、彼女とそれは必ず立ち向かい、勝利を手にするだろう。
「この学園は・・・・・・私と弐式が護る!!」
そびえたつ巨人「グルンガスト弐式」は、君の不屈の闘志ある限り決して負けることはない!
〜例えばこんな弐式は弐式違いだ〜 終
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