例えばこんなオマケって
パラレル外伝 例えばこんな弐式は弐式違いだ
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じいエネルギーが収束する。軍用ISすら上回る大出力のビーム砲の威力は、絶対防御と同レベルの防御力を誇るアリーナのバリアを貫通した時点で既に実証済みだ。
「危ない!あれをもろに喰らったらいくら重装甲でも・・・!!」
「駄目!今からじゃ回避は間に合わない!!」
今まで2機掛かりでも苦戦した理由の一つ、遠近中に関係なく発射される強力な腕部内蔵型ビーム砲。この攻撃が強力だったからこそ、2人は先ほどまで追い詰められていたのだ。しかも今回はエネルギー反応が大きい。絶対防御を突き破るほどの熱量を受けては、仮にISが持っても操縦者は蒸し焼きになる。
二人は思わずこれから目にするであろう凄惨な光景を避けるように目をつぶった。
しかし、簪はそのツインアイの奥にある瞳を決して曇らせない。むしろ、彼女の瞳は燃えていた。大好きな学園を傷付けたこの敵を許せなかった。学友を、そして友達を怖がらせた上に命のまで奪おうとするこの敵を、彼女の正義が許せなかったからだ。
今、普段は内気であるはずの彼女の闘志は烈火の如く激しく白熱していたのだ!
『そちらがビームなら・・・!!』
既にこちらの回避が間に合わないであろうことを確信し、こちらをあざ笑うように両腕のビームを発射したゴーレム。放たれたビームは寸分の狂いなく簪の真正面へと向かっていた。だが、言葉に出したその時にはすでに準備は終了している。グルンガスト弐式が誇る必殺武器のチャージは、既に完了していた!胸部装甲が白く煌めき、通常のISでは考えられない超特大のビーム発射口と化す!
『マキシ・ブラスタァァァーーーーーッッ!!!』
その大気を揺るがす雄叫びと同時に、ゴーレムにビームにも劣らぬ特大の閃光が弐式の胸部から発射された!それぞれのビームとビームは二者の中間で激突し、激しいスパークを撒き散らす!
開発者の正気を疑うほどに込められた莫大なエネルギーとエネルギーのぶつかり合いは、大地を抉って凄まじい衝撃波を生み出しながらもなお拮抗する。しかし、両腕からビームを発射するゴーレムが、その拮抗をじりじりと押し始めていた。既に長時間の戦闘行為を行っているはずのゴーレムの底無しのエネルギーに思わず息をのむ周囲。
しかし、やはりというか簪の目は曇らない。むしろこのピンチとも言える逆境に歯を食いしばって前へ進もうとしていた。その目に宿るは輝かしいばかりの意志。理不尽を吹き飛ばし、大切なものを護る為の眩い決意が・・・
『ブラスターだけじゃ終わらせない・・・!アイソリッド・レーザァァ−−−ッッ!!!』
眩い決意が、物理的な熱エネルギーを伴ってツインアイから発射された!じわじわと押されていた拮抗が一瞬で崩れ、計3つの超高熱エネルギーがゴーレムに直撃、大爆発する!!
「「え・・・えぇぇぇ
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