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ヘタリア大帝国
TURN137 議会の腐敗その十
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外交以外では入らないからな」
 植民地がなくなったからだ、イギリスは遠い目になっていた。
「そっちはそっちでやってくか」
「そうなります」
「頑張れよ、まあガメリカと中帝国は好きになれないけれどな」
 同じ連合国にいた頃も散々足を引っ張られた、それでなのだ。
「仲良くやれよ」
「難しいですが」
 個性の強い二国とはだ、日本もそのことは見極めていた。
 そのうえでこれからのことを考えつつイギリスに言うのだ。
「太平洋は太平洋でやっていきますので」
「それで欧州は欧州か」
「そうなりますね」
「やってくか、ドイツやフランス、それとイタリアと」
 こう話してだった、イギリスは間も無くはじまろうとしている戦後のことを見極めていた。終わりではなくはじまってからのことを。


TURN137   完


                     2013・9・12
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