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ヘタリア大帝国
TURN137 議会の腐敗その五
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所詮は」
「この連中本音出してやがるな」
 イギリスは彼等の主張を聞きながら苦々しげに呟いた。
「あからさまにな」
「そうですね、私も長い間植民地の実態には気付きませんでしたが」
 イギリス妹も兄に苦い顔で応える。
「今まさにですね」
「その実態を出してくれているな」
「全くです」
 イギリス兄妹はこれまで以上に彼等への不快感を増した、そして。
 セーラの演説は続く、その演説はというと。
「エイリスの腐敗を招いています、植民地への治安維持、叛乱鎮圧の為に駐留させている軍の予算も無視出来ません」
「だから植民地を放棄すると」
「それも全て」
「植民地からのただ奪うだけの搾取や巨大な軍の維持よりも」
 それよりもというのだ。
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