第一章 ジュエルシードを巡って 〜海鳴 P・T事件〜
第五話 自分とは何か
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、もとの生活に戻った方がいい」
確かにそうだ、俺やユーノはともかくなのはに関してはついこの間まで一般人だったのだ。こう言うのは当然だな。
でも、現時点で動いている俺たちに対してそれは余り効果がないんじゃないか?少なくとも俺は自分なりに動くつもりだし、なのはもテスタロッサと話すために動くだろう。
いっそのこと協力を呼びかけた方がいい気がするんだか。
そう考えていた俺は次の一言で全てを理解した。
「クロノの言うことはもっともね。まあ、急に言われても気持ちの整理もできないでしょう。一度家に帰って、今晩ゆっくりと話し合うといいわ。その上で改めてお話ししましょう」
俺の中でなにかが切れた
「っく、あっはははははははは」
いきなり笑い出した俺。当然周りは驚くわな
「成る程、それなら納得だ。さすが組織のお偉いさんは違うわ、こんな子まで駒にしようとするなんてな!」
「どういうこと?」
とユーノが聞いてくる
「よく考えてみろ、現時点で動いている俺たちを返したらどうなる?それに、いま明らかに矛盾があった。これから身を引けと言っているのに一晩時間をやると言った。時間なんていないだろう?こちらに関わらせる気がないならデハイスを取り上げるか監禁するか監視すればいい。だがな、もっといい方法があるんだよ」
俺はリンディさんを見ながら言った
「それはこちらから協力要請をださせて指揮下に置くことだ。戦力は手に入ってしかも勝手には動かれない。ほら、いいこと尽くしだろう?」
そして、ここで本気をだす。
俺は魔力を全開にし、己に課せられた封印を解く
姿は約20歳前後、俺の魔術師としての絶頂期の姿だ。
着ているのはもちろんロングコート。黒色な
そして右手に持っているのは運命刀
「もし、あんたがこいつらをそういう風に扱おうとしているならこの船をぶっ壊す。協力してくれと言うなら素直に従おう。恩もあるしな。勘違いしないでほしい。俺が怒っているのはさっき言ったように遠回りに言ったことだけだ」
ここでクロノが魔法を打ってこようとしていた。だが
「視えているぜ?」
先制する。クロノの首元に剣を置いた
俺の魔法の一つ"未来"によるものだ
「さて、どうする?」
俺はリンディさんに問う
するとリンディさんは頭を下げ
「一つ訂正を。確かにさっきの言葉にはそういう意味もありました。ですが、決して駒にしようとは思っていませんでした。それはほんとうです。不快にさせて申し訳ありませんでした。謝罪します」
本気でそう思っていたのがわかったので、俺は剣をしまい、元の姿に戻った。
「クロノとか言ったっけ?すまないな、
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