第一章 ジュエルシードを巡って 〜海鳴 P・T事件〜
第五話 自分とは何か
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ているんだ。
「まってくれ!まだ話したいことがある!」
「また、会えるさ。強く願えばな。忘れるな、運命は従う物じゃない。乗り越えるものだ」
その言葉を最後に、俺の意識は消えた。
俺が目を開けた時、そこは白い天井だった。
「そっか、こっちでは結構時間経ってるのか」
にしても、見慣れない機械ばっかだな。
しばらく周りを見ているとドアが音を立てて開いた。
「蒼炎君!!」
「なのはか」
なのはが俺に近づいていきなり手を握ってきた。
「心配、したよ」
泣かせちまったな。
「ごめんな。でも、ちゃんと戻ってきた」
「当たり前だよ...」
その後、しばらく泣いていた。
それから、俺は現在の状況を聞いた。
なんでも今いるのはアースラという船のなからしい
そして、時空管理局という組織があり、それに今は保護。病院にいた俺を治療してくれたらしい。
「そうか。で、これから今いる一番偉い人に会いに行くのか」
「うん。ユーノ君は先に行ってる」
「分かった、俺も行こう」
「え?その体じゃ無理だよ!?」
「なに、心配は要らないさ」
俺はもう記憶を取り戻した。このくらいの傷なら治せる。
幸いここは"魔法が許される"世界だ。本来なら結果を考慮しなきゃいけないが、少しなら融通が利く。
「す....ごい」
なのはは驚いていた。
なにせ俺が使ったのはかなりの魔力量だからな
「んじゃ、行きますか」
俺たちが向かった先にあったのは和室みたいな所だ。
「え、蒼炎!?ちょっ、大丈夫なのか?」
「ああ、問題無い。心配かけたなユーノ」
ユーノが見事に慌てている。ちょっと面白い
「よくユーノ君ってわかったの....」
「んなもん魔力の感じで一発だな」
なんか向こうにいる見知らぬ二人が驚いている。
まあ瀕死だったからなぁ
「まあ、何はともあれ無事で何よりです。私は時空管理局のリンディ・ハラオウンです」
「執務官のクロノ・ハラオウンだ」
「保護してくださりありがとうございます。遠藤蒼炎といいます」
「高町なのはです」
と、挨拶を交わした後、リンディさんが話を切り出した
「これより、ロストロギア『ジュエルシード』の回収は時空管理局が全権を持ちます」
ここに来るまでに時空管理局がどういう組織かという聞いていたからこの措置に納得した。
あちらはこの手の事件のプロフェッショナル、当然だな。
「もう君達は今回の事件から身を引いて
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