第5章 契約
第85話 聖戦対策
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に聞くべきだとは思いますが。
所謂、白髪三千丈と同じ程度の信用度と考えた方が無難でしょう。
「今、古い記録を調べて居る最中だから何とも言えないけど、今の所は該当する公式の記録はないよ」
六千年の三分の一が実際の歴史だったとしても、その時間は二千年。その間、ずっと同じ王家が治めて来たのなら、その王家が持つ記録は膨大な物と成る。その歴史的な資料との付き合わせを行って居るのなら、多少の時間は要しても不思議ではありません。
しかし、それにしては……。
「このガリア王家には古い伝承が残されている」
西の蒼穹に現われた彗星を、新たに発見されたと言い切った部分に違和感が有る。そう考え掛けた俺に対して、イザベラが言葉を続けた。
まるで彼女自身が御告げを告げる巫女の如き、厳粛な雰囲気で……。
「西の蒼穹にフェンリルの尾が細く棚引く時、太陽と月はその輝きを失うだろう。
終焉をもたらせる女が大地に降り立つ時、最初の男たる輝ける闇が万軍を率いる。
そしてすべては始まる。
女は智慧或るモノすべての滅びを望み、
いと高き男は破滅の鍵を開くだろう」
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