スーパーロボット大戦OG外伝
0565話
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ゥロが受け止めた空間越しの攻撃が来るぞ」
ダークブレインへと向かっている特機群へとそう警告しながら、グレートグランドマスターキーへとSPを送り込む。
『紫炎の捕らえ手!』
混沌精霊として能力の1つである、無詠唱での魔法を発動。次の瞬間にはダークブレインを囲むようにして円柱状の炎が出現し、その動きを抑える。
当然、幾らグレートグランドマスターキーという最高級の魔法発動体を使ったとはいっても、この程度の魔法でダークブレインの動きを完全に抑える事が出来るとは思ってもいない。実際、1秒と立たずに円柱状の炎はその効果を無くして消えて行ったのだから。だが……ダークブレインの動きを止めていた1秒というのは、空間越しに狙いを付けるという行為に関しては致命的な1秒だった。
上空から空間越しに降ってきた幾筋ものエネルギーは、全てがそのたった1秒の為にダークブレインへと近付いてくる機体が通り過ぎた後の空間へと降り注ぐ。
「うおおおおおおおっ!」
ムラタが吠え、右手に五大剣、左手にシシオウブレードを持ち、ダークブレインの巨体へと斬り付ける。同時に、そのすぐ後に続いていたエキドナのヴァイサーガが、特機の中でも剣撃戦闘用に作られたその性能を活かして素早く空中を駆け抜け、幾度となくダークブレインへと斬り付けていく。
一撃の威力の高いムラタに、その速度を活かして数で攻めるエキドナ。それぞれの機体特性を上手く活かした攻撃だった。
そしてその連続攻撃で体勢を崩されたダークブレイン。そこへ次に襲い掛かるのは、ムラタ達に多少遅れて続いていった特機の群れだ。
「斬艦刀、雲耀の太刀! チェストオオォォォッ!」
跳躍したダイゼンガーが、真上から気合いの声と共に斬艦刀を振り下ろす。それを防ごうと手にエネルギー波を宿して受け止めようとするダークブレインだったが、ゼンガーの魂すら込められたかのような一撃はその程度の抵抗などものともせずに右手を切り落とし、そのまま右肩へと刀身が埋没していく。だが、さすがにダークブレインと言うべきなのだろう。体内へと入ってきた斬艦刀が右肩を切断する前に再生し、斬艦刀を体内に固定した。そして切断された筈の右手も瞬く間にくっつき、元通りに再生する。
斬艦刀が体内で固定された為、一瞬離すのを躊躇したゼンガー。そして一瞬とはいえ決定的な隙をダークブレインが見逃す筈も無く、空いている左手をダイゼンガーへと向けようとした時。
「させるかっ! 計都羅喉剣・暗剣殺!」
イルムのグルンガストが、数秒前のダイゼンガー同様に真上から気合いの声と共に剣を振り下ろして左手を切断、返す刃で左肘をも切断する。
体内に刀身を埋め込むと、ダイゼンガーのように動きを止められると咄嗟に判断したのだろう。そして。左腕を失ったダークブ
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