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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
反董卓の章
第23話 「…………メロン?」
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 盾二が訝しむように、眉を寄せる。
 まあ、これが起こったのは自分のせいだってわかってないよなぁ。
 気に病むだろうから、今は言うつもりもないが。

「まずはご主人様同士のアストラルリンクを分断するわぁ。それでご主人様たちは完全にこの世界に認知させるのよん。その上でもう一人のご主人様の能力を使って龍脈を鎮めるわねぇん」
「龍脈……俺に鎮めることが出来るのか?」
「鎮めるのは、管理者であるアタシの役目よん。もう一人のご主人様は媒介に過ぎないから特に問題ないわねん。アストラルリンクを分断するのは、中途半端につながったままだと互いに悪影響が出るからよ」
「悪影響……?」
「まあ、今回のことはアタシ達のミスでもあるのよ。ご主人様同士のリンクが繋がっているのに、勝手に龍脈のパワーを注ぎ込んじゃったから。まずはそれを切らないと、媒介にした時にまたご主人様に影響が出ないとも限らないってこと」
「……え? これ、俺のせい!?」

 ……貂蝉〜〜

「あ、いえ。だからアタシ達のせいだってば。それについてはゴメンして」
「……………………」
「はあ……貂蝉。盾二は勘も鋭いし、頭も廻るんだ。変に誤魔化すぐらいなら言わないほうがいいぐらいなんだよ」
「……それは先に教えて欲しかったわねぇ」

 貂蝉が苦笑するのを見て、盾二は少し考えて溜息を吐く。

「いや、まあ……いろいろあったってのはわかったよ。その辺はとりあえず置いとこう。まずはこの騒ぎを止めるほうが先だ」
「ええ、そうねぇん……じゃあ、もう一人のご主人様は目を閉じて」

 貂蝉の言葉に、目を閉じる盾二。
 貂蝉はその頭の上に手をかざし……

「……うん。大丈夫ね。じゃあご主人様も横に立って目をつぶってね。リンクを切ったら予定通りご主人様の精神力を使って龍脈を鎮めるわよん」
「了解」
「……一刀の?」

 盾二が目を閉じたまま疑問の声を上げる。

「ああ。俺の精神力で龍脈を鎮めるんだ。盾二はそのブースターってことらしい」
「……そういや一刀の精神力は尋常じゃなかったな」

 そう。
 盾二ほどオリハルコンとの適性がないにも拘らず、俺と盾二のサイコバーストの連続使用回数は、ほぼ同じ。
 それは盾二が世界で一番効率よく精神力を使うことができ、俺は常人の三十倍近い精神力を持つが故。
 俺は生まれつきの、盾二は……調整された力。

「俺がタンクで盾二が蛇口ってことらしい。つまり……」
「……なるほど。繋がったままだと、ノックバックやバックファイアが起こった時にもろともってことか?」
「……流石」

 頭の回転だけは、ほんとにかなわない。

「それだけじゃないのよん。分断しないとアタシが仲介してコントロール出来ないのよ」
「……つまり貂蝉と
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