反董卓の章
第23話 「…………メロン?」
[17/17]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ところも同様ね。正直言えば、よく軍としての体裁を保ったといえるわ。我らでなければそれすら成し得なかったでしょうけど」
私たち曹操軍八千、その残存兵力は四千弱。
麗羽の袁紹軍は完全壊滅しているから、ここにいる連合軍の兵力は二万に届かない。
北や南の関にいる鮑信達を糾合すれば、戦力は七万に増えるでしょうけど……それは愚策。
なにしろ、北と南の董卓軍は、それより多いはずなのだから。
「とはいえ、何の解決にもならないわね。連合の発起人である麗羽自身も脱落したわけだし、そもそもの大義もない……董卓の一人勝ちね」
これで董卓の天下ってわけね……悔しい?
いいえ。
私は必ず盛り返してみせるわ。
「いや、実は……そうでもありません」
「……なんですって?」
私の言葉を否定する天の御遣い。
思わず私が声を上げたのは、自分の心の声を読んだのかと思ったから。
けど、違っていた。
「私の計が成っているなら……董卓は、すでに討たれているかもしれません」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ