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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『夜の出来事』
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からない感情が沸き上がってくる事があるがそれは俺が背負うべき重荷だと思う。
一応この後に起きる大きな事件はいくつか覚えていたので忘れないうちに記録してはいるが……、
俺自身の■■■■であった時の記憶はあと数年もしないうちに全部消えてしまうだろう。
「そう……なら私の話はこれで終わりよ……まだ身体が治ってないのに無理をさせてごめんなさいね」
記憶に関する事を聞いたせいか少しばつの悪そうな表情で彼女は謝る。
「大丈夫 俺の身体はかなり頑丈だから」
「そう……でも無茶はしないでね……お休みなさい」
そう言ってプレシアは部屋から出ていく。
「俺も寝るか……」
俺が寝ようとしたその時、
再びドアがノックされる。
「どうぞ」
誰だろ?
「零……入るよ」
部屋に入って来たのはフェイトだった。
「どうした?」
「零……あのね……少し聞きたい事があるの……」
顔を伏せながらぎこちなく話すフェイト。
「なに?」
「零は……その……私の身体の事知ってるん……だよね?」
「あぁ……」
ここで下手に嘘をつけば彼女を傷つけるだけなので俺は正直に言う。
「零は……その……なんで……私が人間じゃなくても優しくしてくれるの?」
消えそうな小さな声を絞り出すかのように己の身体の秘密を話すフェイト。
俺はそんなフェイトに、
「チェリオー!!」
右手でチョップをかます。
「アイタッ!?」
ちょっとだけ痛がるフェイト、
むしろチョップした俺の手の方が痛いよ!
「まったく……何を言うかと思えばそんなつまらない事か」
「つまらないって酷いよ!?」
なけなしの勇気を振り絞った行動を一蹴された事に声を荒げて抗議する。
「あのなぁ……確かにお前の生まれは特殊だけどさぁ……俺からすればそれがどうした? そんな事ぐらいで俺がお前を見る目が変わるとでも思っているのか?」
というかある意味俺も似たようなもんなんだけど……。
今の俺の身体って新しく創られたものだしな。
「そんな事って……」
「どんな産まれ方でも結局お前はお前だ……アリシアとして造られたとしても心があり、考え、行動するならお前はただの人形なんかではなく『フェイト・テスタロッサ』という一人の人間だ」
「…………」
「たとえ誰かが否定したとしても俺が……俺達がお前を人間だと認める、だからな一人で考え込むな、助けてほしい時は呼べ!」
「零……私は……アナタに甘えてもいいの? 頼ってもいいの? 縋ってもいいの?」
「当たり前だ!」
俺がそう言った次の瞬間、
「う……うわあぁぁぁんっ!!」
彼女は突如
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