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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『夜の出来事』
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に改竄される事が多い事がわかったが、

稀に俺のようにやり直しの機会が与えられる事があるらしい。

「…………」

「そして……この世界で起こるとされる未来の出来事の一部を知る事ができたんだ」

この世界は基は創作物の世界とはいえ今は完全に独立した並行世界となっているので実際に存在する。

「普通なら信じられない話だけど……アナタのあの力を見た以上信じない訳にはいかないわね」

本来この世界には無いはずの力を見たせいもあり納得してくれるプレシアであった。

「信じてくれるならいいさ」

「でも……いくつか聞かせて……アナタは何故フェイトや私達を助けてくれるの? 正直な話メリットよりもデメリットの方が多いハズよ?」

まぁ 確かに色々と厄介な事になる可能性はあったが、それでも俺はこの道を選んだ。

「俺にとって損得なんてどうでも良い 俺は俺の心のままに動くだけだ……俺はフェイト達と出会い、短い時間とはいえ俺はあの子達を気に入っている……」

「…………」

「俺はあの子達を身内として認識している……そして俺は身内が困っているなら助けてやりたい……ただそれだけだ」

正直な話俺は身内にはとことん甘いのだが……敵には一切容赦はせず徹底的に倒すタイプだ。

「…………」

「これが理由じゃダメか?」

「いいえ……十分よ……」

「そうか……」

「アナタが優しいのと非常識なのがよくわかったわ」

「確かに非常識だが直に言うのはちょっと酷いな……」

自覚はあるけど……もっとこうオブラートに包んで欲しいな。

「あと俺は優しくなんかないよ……むしろ最低な人間だよ」

なんせ俺は自分の大切な1を生かすためなら9を捨てる事もい問わないんだから。

「それでも……私達にとってアナタは私達を助けてくれた恩人よ」

「ありがとう……その言葉をありがたく受け取っておくよ」

正直……その言葉一つで救われた気持ちになるよ。

「ところでアナタの前の記憶は残っているの?」

優秀な学者である彼女としてはやはり異なる世界の事が気になるのか少し表情を崩しながら問う。

「いや……いくつか断片的なものや大きな事件とかの記憶は残ってはいるが時間が経つ度に少しずつ消えていっている」

これは本当……生まれ変わる事の対価なのかそれとも何かの副作用なのかはわからないが、

かつての俺 ■■■■であった時の記憶はこの数年でほとんど消えた。

能力を使う上で必要な漫画やアニメやゲームなどといった記憶は残っているが、

俺自身に関する記憶はいまだに微かに残っている程度であり、俺の家族の記憶や俺の友達の記憶などはもうあまり残ってはいない……。

その事で時折悩んだり、よくわ
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