第九話
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を貫くと、間髪入れずに俺の放った紫電を帯びた巨大な弾が爆発する。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
爆発に巻き込まれ、悲惨な叫びをあげるカテレア。
そして爆発が収まると……そこには元から誰もいなかったかのような感じになった。
「ふぅ〜終わったな」
アザゼルさんは隣にいる俺に言う。
「そうだな、あっちも終わりそうだな」
顔を向けた先を見るとサーゼクスさん達が魔法使い達を次々と倒していっていた
「俺達も行くか?」
「そうだな、行こう」
俺はアザゼルさんと一緒にサーゼクスさん達の方へ向かおうとした、時
「ぐぁ!」
「アザゼル!!」
何者かの攻撃でアザゼルさんの右腕が切り落とされていた。その切り落とした者は
「ヴァーリ!お前何を!?」
俺たちの後ろで手を振り上げた恰好で固まっている白い鎧を纏っているヴァーリだった。
「ヴァーリ……そうか、そういう事か……いつから、そっちについていた?」
そっちについていた?俺はアザゼルさんの言っている事がわからなかった。
「コカビエルの時……その時に私は協力する事を決めた……」
協力……?じゃあ……
「ヴァーリ……お前、禍の団に……?」
「………………(コクッ)」
俺の言葉を肯定するようにヴァーリは首を縦に振る。
「何でだ……何でお前は禍の団なんかに!?」
「私の……私の実力を知らしめるためだよ……」
そう言うと、ヴァーリは飛び上がり……その背中に悪魔の翼が出てきた。
「悪魔……?」
「ヴァーリの本名は……ヴァーリ・ルシファーだ」
……ルシファー?何でルシファーの名前を……?
「死んだ先代魔王ルシファーの血を引くものなの。けど、私は父と人間の母との間で生まれた混血児なの────白龍皇の翼は半分人間だったから手に入れられたの。ルシファーの真の血縁者でもあり、白龍皇である私が誕生した」
「そんな……嘘……」
と、いつの間にか戻って来ていたリアス先輩がそう呟いている。でも今はそんなのどうでもいい。
悪魔と人間のハーフ……まさか……
「お前は……迫害されてきたのか?」
「………………」
俺の問いにヴァーリは答えない。答えないって事は……肯定。
そして俺の脳裏にある一シーンが浮かび上がった。
それはあの世界終末の日が起こっていた日……俺はある女の子を助けた。
そしてその子の体の至る所に擦過傷や打撲痕があった。
その子は綺麗な銀髪の子だった。
「そうか……あの時の子だったのか……今ようやく
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