7部分:第七章
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いします」
アンはまた言った。
「是非」
「わかりました。それでは」
婆やもまた彼女の言葉に静かに頷くのだった。
「このカチュア、何がありましても」
「この戦いも何時かは終わります」
終わらない戦いはない、彼女はそれはわかっていた。
「ですからその時にまた」
「戦いが終われば。平和になればですね」
「そうです。また御会いできます」
爆撃の音が響く中で強い声で言うのだった。
「終わらない苦しみなぞないのですから」
彼女もまた決意していたのだった。会おうと。そしてその為に耐えようと。辛い戦争の中でそのことを決意しつつ彼女と会うことを楽しみにしていたのだった。
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