第V章 遠山の血
第015弾 「中学」
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2005年 4月 12歳
ハイサ−イ。自分のメイドに殺されかかった、遠野鋼也さんデスヨ−。あの後、リサに本気で謝って許してもらえたが、そのあとリサの機嫌が二日程治らず、俺のご飯が白米オンリ−になったが・・・・ま、まあ大丈夫だった。お、俺、か、かよちん好きだしぃ。あ、アレ、目から涙が・・・・。
あ、因みに今現在は、神奈川武偵付属中学の入学式に出ている。どこの世界でも入学式はかったるいんだな−。と、割とどうでもいい事を考えていると長ったらしい校長先生の話が終わり、自分達がこれから一年間お世話になる、教室へと行く事になった。
教室に行くと先生が自己紹介をし、俺達、生徒も五十音順で自己紹介をした。全員の自己紹介が終わり先生が、これからの学校生活のことを軽く話し、解散と言う流れになった。
「さて、帰るか」
今日、上映される映画を見るためにそそくさと帰ろうとする俺を、一人の男が呼び止めた。
「おいー、遠野、遠山お前ら今日カラオケ行けるか−?」
気の良さそうな男が、俺の後ろから、そう呼びかけてきた。名前は確か・・・・
「え−っと、林だったか?すまんな、今日上映される映画のチケットとっちまってるから無理だわ−。また今度誘ってくれ」
「あー、それは仕方ないな−。遠山はどうだ?」
林は俺の後ろに座っている、目つきの悪く暗い男に話しかけた。
「あーすまん、俺も遠野と同じ理由で無理だ」
この世界の本来の主人公、遠山金次はそう告げる。
お−金ちゃん様、初めてリアで見た―。と言うか、このクラスにいたのか・・・・・影薄くてきずかなかったわ。ま、見ても感想は、弱そう(小並感)ぐらいしか無いんだがな−。
「そうか−、まあ、しかたね−な。また今度誘うわ−」
林は、そう言いながら去って行った。ぁ−そう言えば金ちゃん様の強化任務でココにいるんだったな―俺。しゃ−なしだ、話しかけるか−。
「ん?遠山も映画行くのか?」
「ああ、この映画だな」
遠山はポッケからチケットを取り出し、俺に見せる。
「あ、俺と同じじゃん見るもの」
「ん?そうなのか?なら、一緒に行くか」
「−−−−おう」
任務対象に意外と簡単に取り入れた事に驚きつつ返事をする。
☆★☆★
俺と遠山は映画の話で盛り上がりつつ、映画館に向かった。着いてから映画館での視聴席が離れている事にきずいたので映画が終わり次第、外で合流する事にし、俺達は各々の席で映画を堪能した。
「んー今回のは当たりだったな」
俺が伸びをしながら映画館外で感想を呟いていると後ろから遠山の声が聞こえた。
「確かに、当たりだったな。グラフィックもしっかりしてるし話の構成も良かった」
遠山がそう言いながら、後ろ
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