アリシゼーション編
episode1 隠された真実2
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「私は、……私のせいで、ご主人様は……会えなくなってしまうかもしれないのです……」
「……誰にです?」
牡丹さんの口が、一瞬だけ唇を噛んで。
「……かつての世界で、あなたの愛した人……」
もう二度と聞かないだろうと思っていた、
「……ソラ、様です」
俺の記憶に眠る一人の名前を紡ぎだした。
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