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少年と女神の物語
第四十八話
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て、一気に跳んで鬼どもを潰す。

「許さぬ・・・もう許さぬぞ、神殺し!」
「ああ、来いよスクナビコナ!」

 ゲイ・ボルグを降らせて神獣を全て殺すと、最後にはスクナビコナ自身がこちらに向かってくる。
 俺はそれに迎え撃つためにロンギヌスを構えて牽制し、

「緑よ、芽吹け!」
「ぬ・・・!?」

 本命の、梅先輩に仕掛けてもらっていた種を一気に開花させて、スクナビコナを拘束しつつ・・・

「ブリューナクよ、雷光を纏いて、我が敵を貫け!!」

 種と一緒に置いてあったブリューナクに命じて、貫かせる。

「ガ・・・」
「忘れるなよ、俺たちが神殺しだってことを。勝つためなら、どんな手でも使うやつらだってことを!」

 さあ、トドメといこうか。

「武双君。今まさに、あの捉えているところが特異点です」
「了解です、梅先輩!」

 神が死ぬ場所。それが、特異点じゃないはずがない。

「ロンギヌスの聖槍よ!その身に纏いし狂気を持って、我が敵に救いの死を差し伸べよ!」

 俺は逆手に持ち直したロンギヌスを投げ、スクナビコナの命を奪った。

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