スーパーロボット大戦OG外伝
0564話
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タスクッ!」
レオナが思わず悲鳴を上げるが、さすがジガンスクード・ドゥロと言うべきか。爆煙が消え去った後には一切のダメージを受けた様子のない姿を見せるのだった。
「ちっ、3隻の最大威力の攻撃でも効果が無いのかよ。まいったね、こりゃ」
ぼやくような声を出しつつも、ムウはその視線を鋭くダークブレインへと向けている。
「さて、シャドウミラー、ヒリュウ改、ハガネ。あるいはその3艦以外に所属している戦力も。これだけの精鋭が集まっているんだ。これまで世界を何回か……あるいは、何十回か、何百回か分からないが、滅ぼしてきた存在が相手だとしても勝てない道理はないだろう?」
「ふっ、確かに。だが、まさかアクセル……お前からそんな言葉を聞くとは思いもしなかったな」
俺の通信にキョウスケが苦笑を浮かべながらそう返してくる。
全くだ。こういうのは俺の柄じゃないってのは自分でも良く分かってるんだがな。
「とにかく、奴を倒すの程度はそう難しくない筈だ。さっさと奴を倒してこの馬鹿げた騒ぎも終わりにしよう」
そこまでを通信で流し、次にシャドウミラー隊にだけ聞こえるように回線を操作する。
「と、煽ったのはいいものの、ダークブレインとの戦いでは機体の余力を残しておくようにな」
「おい、ちょっと待てよ。それはつまり全力を出すなってことか?」
ムウの戸惑った様子の質問に、小さく首を振る。
「いや、全力は出しても構わない。だが、機体のエネルギーや残弾の類に余裕を持たせておいてくれと言ってるんだ」
「……何故そんな真似をする? しかも、ヒリュウ改やハガネの者達には内緒で」
生半可な理由では許さん。そんな風に俺へと強い視線を送ってくるイザークへに、俺も視線を送る。
「念動力で、この一連の戦いはダークブレインが最後の敵じゃないと教えてるのさ」
まさか、シュウが敵に回ると言える筈も無く……それに、ほんの微かな希望ではあるがシュウがヴォルクルスの支配に抗う可能性もある為に、そう誤魔化す。
「俺は構わん。あれ程の相手に剣を振るえるのだからな。五大剣とシシオウブレードで戦えば残弾やエネルギーの節約には問題無い」
ムラタはむしろ望むところだと獰猛な笑みを浮かべる。
レモン、コーネリア、マリューの3人は俺が何も言わなくても全幅の信頼を浮かべてくれているのだろう。笑みを浮かべて小さく頷く。その他の者達にしても、色々と思うものはあるのかもしれないが、最終的には俺の命令に従うのだった。
そんな風にシャドウミラー内で意見を調整している間に、既に戦闘は始まっていた。
「カイザーバースト!」
その声と共に、Gコンパチブルカイザーの胸から発射される高出力のエネルギーがダークブレインの右足先端を消滅
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