第51話 結局子供は親が好き
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ゃぶるよりは母ちゃんの貧相な乳しゃぶりついた方が良いってよ。まぁ、貧相って言うよりは絶壁みたいだけどな」
「止めて下さい! それセクハラですよ! って言うか、絶壁って何ですか!? これでも一応○カップ位はあるんですよ私!」
お房が自分のバストサイズを怒号した。因みに正確なサイズは着物越しなので分からない。と言うより作者本人が分からないので割愛しただけだったりする。
「待て! 勘七郎を返せ! その子はワシの孫じゃ! 我が橋田屋の跡取りなのだ!」
「残念だったな。少なくともこのガキはそんなご大層な建物の主になるよりもこの母ちゃんの子で居たいらしいぜ」
そう言い終えるとそそくさと部屋を後にしていく。
「銀さん、どうやって此処から出るんですか?」
「この先に俺達が使った直通エレベーターがある。それを使って出れば良いさ。ま、どの道もう手駒はねぇだろうしな」
銀時の言い分からすると既に来た道に居たであろう浪人達は銀時が片付けてしまったのだろう。
だが、銀時達は気付かなかった。去って行く一同の背中を見ている賀兵衛の顔に笑みが浮かんでいた事に―――
***
エレベーターまでの道のりは楽な道のりだった。と言うのも道を塞いでいた筈の浪人達は銀時の言葉通り素手に意識を失って倒れていた。流石は銀時だ。
お陰でエレベーターまで一気に行く事が出来る。
「流石は銀さんですね。既に此処まで手回ししていただなんて」
「ったりめぇだろ。これでも俺主人公だよ。まぁ、俺の無双シーンが割愛されてたのには心底腹が立つがな」
不貞腐れながら銀時は先を進む。其処まで戦闘シーンがカットされたのが悔しいのだろうか。まぁ、ジャンプ漫画での華と言えばバトルシーンなので其処を割愛されるのは主人公として心底はらわた煮えくり返る思いなのかも知れない。
「お父さんだけじゃないよ。ちゃんと倒れた人の側にそっと青森産アッポォをお供えするサービス精神も用意してるから大丈夫!」
「大丈夫じゃねぇよ! つぅか何この娘? 何時の間にボケキャラになったの? 確か物語最初の頃はツッコミキャラだったよねぇ? 新八君と同じ立ち位置だったよねぇ? 何でそれがリンゴの入ったかごを持って営業スマイルしてんの? 叔父さんついていけないんだけどぉ?」
よぉく見回してみると確かに倒れた浪人の傍らにリンゴがそっと置かれているのが見える。つまり、銀時が浪人達を片っ端から薙ぎ倒し、その後でなのはがそっとリンゴを置いて行ったと言うシーンが想像出来る。
いや、想像したくないなぁこんなシーン。
「長谷川さん、なのはちゃんが銀さんの娘って設定になった時点で彼女が何時までもツッコミキャラで居られる筈がないでしょ? それ位察してないとこの作品やっていけませんよ」
「だか
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