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深く、罪深い衝動
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に、行方不明届は出ていた。


 「・・・言いにくいことだが、クレイ・アスカトルは数日後にはドラッグ容疑で上げる予定だった。もう確証はとれている」


 「でも・・・!でも殺すことは!!」


 「気付いているだけでいいんだ」


 「来ないで!!私・・・これ以上・・・これ以上は・・・」


 俺はロズミアに近づく。
 まるで、父親のように。


 「ロズミア。お前の罪は誰もが仕方ないことだと思っている」


 「いや!やめて!!」


 「今なら引き返せる。だから行こう」


 「やめて・・・。そんなのやめて・・・!私なんて・・・全然よ・・・全然なのに・・・そんな・・・」


 「ロズミア」


 俺はロズミアを抱きしめる。


 「泣いていいぞ」


 「ふぇ・・・ふぅ・・・ぐぅ・・・」


 最初はこらえていたが、こらえきれずに泣いてしまうロズミア。


 「いいんだ・・・それでいいんだ・・・」


 「ふぇえええ・・・ふう・・・」


 「ロズウェルト!よくやったぞ!!」


 そう言って、近づいてくる所長。
 ・・・面倒だな。


 「所長。約束通り、ロズミアは任せてもらっても・・・」


 「・・・うむ、よかろう。ただし、監視は続けてもらうぞ」


 監視とか・・・。
 ロズミアが震えているのがわかる。
 落ち着かせるために背中を撫でてやり、落ち着かせる。


 「所長。言い方に気を付けてください」


 「ああ、すまんな・・・。ところで、ロズミア?」


 「ヒッ・・・」


 これはまずいな。
 完全におびえていやがる。
 俺以外に心を開くかどうかも怪しい。


 正直、ロズミアは別に異常なやつではないと思う。
 ただ、運が悪く、親をあんな方法で殺されて、たまたま手に武器があったからだ。
 だから、あんなことになってしまい、一度やってしまったことで、それに対する抵抗感がなくなっていたのだろう。


 ただ単に可哀そうなだけだ。
 それに・・・俺の部下だって・・・。


 行き場のないロズミアはおそらく精神病院とかに行くしかないだろう。
 ならば、俺が引き取ってやると思ったわけだ。


 「行くぞ」


 俺は、ロズミアとともにその場を離れた。


 −ロズミアサイド 〜ロズウェルト宅にて〜 −


 「あ、あなたおかえり・・・。それと・・・ロズミアちゃんね。話は聞いてるわ」


 「ヒッ!?」


 「大丈夫だ。もう安全だからな・・・」


 声こそ出さないが、未だに泣きじゃくり、震えて俺の服の裾をつかむ姿はとても哀
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