暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
お前らに本物のスパロボチート見せてやる・前編
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過激派のいるビルの頂上が見えてきた。
手でサインを送った後スイッチを押して後部ハッチを開放する。俺の仕事はここでみんなを降ろして適当に空をうろつきながら念話でオペレートすることだ。一応時々戦うけど、基本的には空飛んでるだけ。
前に犯罪者追跡のためにティーダ君とバイク二人乗りのスタイリッシュ逮捕やってた時期あるけど、最近はパイロットが板についてきたのでヘリを降ろしてもらえないのだ。ぶっちゃけバイクに乗ってる方が楽しいのだが、流石にヒャッハーしすぎて「世紀末局員」と呼ばれたため止むなく自重している。
一緒に乗っていたティーダ君に泣かれてしまってはしょうがないね。ティアナちゃんは「私もバイク乗りたい!」って無邪気にはしゃいでたけど。いずれ少女だったと気付く日が来るだろう。
ハッチが開き、ヘリ内に外気が吹き込んでくる。エンジンの稼働音と羽根が空を切り裂くばたばたという喧しい音に負けないよう声を張って、皆を送り出した。これも仕事の内だ。何せ皆の行きと帰りを任されているんだからな。
「んじゃ、いってらっしゃーい!」
「行ってくる。迎えは頼んだぞ・・・総員、出撃!!」
「「「
了解
(
アイマム
)
!!」」」
シグナム隊長と俺以外は全員陸戦魔導師なので全員地に足つけて突撃していく。あ、シグナム隊長必殺「天空一閃」でさっきの過激派が吹っ飛んだ。最後に逮捕すると言ったな、スマンありゃ嘘だった。
「あーあ、皆が狩り終わるまで俺は待機か・・・もうヘリにデバイス組み込んで上から絨毯爆撃とか掛けようかなぁ・・・」
あとやることと言えば・・・敵の攻撃を躱して、鎮圧完了したら地上の隊に連絡して連れて行ってもらい、後はみんなを抱えて基地に戻るだけだ。今日も楽な仕事だったな、と考えながら俺は―――ほぼ無意識に操縦桿を捻って何処からともなく飛んできたレーザーを躱した。
「あぶねっ!スナイピングか?・・・スナイパー相手なら暇つぶしになりそうだな」
参考までに、この世界のレーザーはかなり高度な光学兵器で弾速は光の速さとほぼ同じ。故に発射されてから躱すのは不可能である。
なお、そのレーザー砲をレーダーの有効範囲外からヘリに打ち込んだ10番目の人は「ないわー、マジないわー」とイノーメスカノンを降ろして呆然としていたとか。
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