暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
お前らに本物のスパロボチート見せてやる・前編
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じめた子供くらいの姿で、気が付いたらグランセニック家に引き取られてたんよ。身内の不幸で引き取り手がいなくてとかなんとかで。で、魔導師として才能あるって分かったからそのまま魔導師になって、絶賛お仕事中な訳です、ハイ。そこに至るまでのはそれなりに色々あったけど、話すほどの事でもないから割愛ね。
本日も快晴なのです。今日も元気に俺の愛機”JF650式”、ペットネーム「ヴァレリオン」はバタバタ音を立てて強襲中にございます。
・・・質量兵器を密輸してる過激派の本部に向かって強襲中にございます。
「なぁティーダ君。冷静に考えたら輸送ヘリが先陣切って突撃っておかしくね?」
「おかしいのはそれを任せられて実行できる貴方です!!いいからもっと高度下げて!!」
「へいへい、しょーがねぇなー」
と言いつつ取り敢えずレバーをくいっと動かすと、プロペラのすぐ近くを地上から飛んできたミサイルランチャーの弾が通り抜けて行った。その後も適当にヘリを操縦し、対空砲火を掻い潜っていく。高い金かけて買ったジャミング装置が少しは役に立ってるようだ。
その後も実弾とか魔力弾とかが大量に飛んでくるので最低限の動きでサクサク躱す。窓の外がピカピカしてて綺麗だなー・・・レーダーに映る熱源をチラッと確認しながら荷物を降ろすのにちょうど良さそうなスペースをナビで探す。
「ほんとスカラさんは頭おかしいと思います・・・いくらレアスキルがあるからって普通ヘリで前線に突っ込むとか自殺行為です!撃墜されます!なんでロケラン発射を見てから避けきれてるのかが不思議でなりません!!」
「ま、そこが兄貴の凄いところさ。仮に当たってヘリが中破しても墜落させないからな」
「前の任務ではCIWS(※)も避けていたな。あれは流石にヒヤッとしたぞ?」
※艦船を目標とするミサイルや航空機を至近距離で迎撃する艦載兵器の総称。バルカンとか。
後ろの席で出撃準備をしてる他の魔導師たちが口々に感想を漏らす。順番に後輩のレゾナちゃん、弟のヴァイス、隊長のシグナムさんだ。それにさっきのティーダ君を加えて計5名が俺達「海陸混成第一強襲部隊」のメンツである。いつも前線で無茶をやらされ、ヘリで出撃してはヘリで帰ってくる。毎度毎度ヘリごと砲撃に晒されてるのに無事に帰って来るもんだから「不死身の第一部隊」とか呼ばれてる。
ちなみに命中した理由は僚機との間に割り込んで盾になったからだ。テイルローターがへし折れたが俺のチートパワーの所為か何の問題もなく飛んでたから整備班の顔が引き攣ってたのを覚えてる。人をミュータントか何かを見るような目で見ないでくれよ。
あ、断っておくとこのヘリに実弾武装の類は積載してない。実弾は規制に引っ掛かるからね。まぁ代わりに色々と追加装備積んでるけど。実はとある理由でお金には困ら
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