暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
お前らに本物のスパロボチート見せてやる・前編
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
二次創作における神様転生作品の数には目を見張るものがある。クオリティは高いものから低いものまでピンキリで、オリジナル小説でも同じく神様転生と言う形式を取っているものが存在することから、もはや読者にとってこれは無視出来ない存在と言えるだろう。

では何故神様転生がそれだけ頻繁につくられるのか?
最大の理由はやはりその手軽さにある。主人公にどんな付加能力をつけようが「神様に与えられたから」で大抵の調合性は取れてしまい、ネタ小説の導入部としても優秀だ。無論これには数多くの弊害が存在するのだが、それを抜きにしても作者の描きたい力をそのまま他作品から持って来ることの多いこれは主人公のギャグ染みた強さを表現するには非常に便利なツールと言える。

その手軽さゆえに新人文字書きの修行場所とも言われるこの世界はしかし、高確率で誰も面白く感じない作品というのが存在するのも確かだ。それは単なる実力不足が原因なのだが、時にはクロス元との調合性が全く取れていないが故の自滅も存在する。

例えばスーパーロボット大戦。これの爆死率(おもしろくないかくりつ)はいっそ驚異的と言えるだろう。
スーパーロボット大戦はそのゲームのオリジナルキャラが異世界に行くパターンとロボットを所持して転生するパターンが多いのだが、そのどちらもが驚異的なまでのつまらなさを発揮するのだ。面白いものは本当に稀である。

一言にスパロボ小説と言っても種類があるが、ここでは神様転生に限定して話を進めよう。
スーパーロボット大戦には数多くの格好いいロボットが存在する。そんなロボットを使えたらそれはさぞかし爽快だろう。だが、実際にオリジナルキャラをロボットに乗せてみると驚愕の事実が判明する。ほぼ確実に、本来乗っていたキャラクターの劣化コピーか下位互換の様な面白さしか発揮できないのだ。
考えてみればこれは当たり前の話である。ロボットの格好よさはデザインだけでなくパイロットやシチュエーション、作品別時代背景も大きく影響を及ぼす。それを「神様に貰ったから使いこなせます」などという無粋極まりない理由で所持していては、その時点でロボット好きたちのテンションはジェットコースターのように急降下である。ロボットを出さないと話にならないのにロボットによる戦闘が一番つまらないなど本当に笑えない話だ。

チートロボットを出すのは構わないが、大抵は出てくるまでが話のピークでありそれ以降はどんなに続けようと何の新鮮味も生まれない。さすれば必然飽きるというモノ。
主人公ロボを出して無双するのもいいが、特に読者が感情移入するようなポイントのないキャラがいくら強くともロボット好きの心には何も響かない。

残るのは「お前は本当にスーパーロボット大戦を愛しているのか?」という疑問と胸に穴が開いたような虚無感のみ。だからこそ、タ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ