第13話 人間界へ
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茶を配った。
『失礼ですが????さん、三人で大事な話をしたいので席を外して
いただけないですか?』
大事な話となれば使用人も部屋をでるほかない
「かしこまりました。ケイト様。」
『無理を言ってすみません』
「いえいえ お気に入りなさらずに、 では失礼します」
丁寧な口調で部屋をあとにした
ケイトは席に座る前に防音、盗聴防止の為結界ん張り椅子にすわる。
「話ってなんだ?」
モカは紅茶を一口のんで質問した
アカーシャも同じ様に
「あなたが結界を張るほどまでの素振り、ただの話じゃなさそうね」
そうアカーシャはケイトが旅立つことを決意したことを
感じとった
『唐突だか、俺は人間界へ旅にでる』
「そう。あなたもとうとういくのね。あちらへ」
「ケイト…」
モカは不安にかられる もう会えないのだろうかと
『おれはもともと人間界へ行ったことがない。ほんの好奇心で行くんじゃない。
人間界と妖の世界での違いや考えかたを肌で感じ、自分がこれから先何を
すべきか見つけにいきたいんだ』
「でも…」
モカは納得できなかった
人間はキライじゃない 恋人が人間だからとか、人間の血が美味いからとかは関係ないことは確かだ
だが怖かった
またケイトが命をおとすやもしれんと
「あなたが行きたいと、何かそれであなたの未来が、行くべき道が開かれるのならいきなさい。
一茶さんとあなたが説く共存への鍵がみつかるかもしれませんね」
アカーシャは穏やかな表情で答えた
モカが重い口を開き話す
「私は人間は嫌いでないわけではない もちろんケイトのことも
だが今は両者が差別しあい、ちょっとしたした火種でお前を死なせたくない。
だかそこにケイトの進むべき道、鍵あるなら…
私はお前を…見送ろう…」
モカも穏やかな表情と涙をこぼしながらはなした
不安で仕方なかった だけど彼が行って、この世界の差別がなくなり
なおかつそれが彼の幸せなら笑顔でおくりたい
そう思った
『アカーシャ…モカ… ありがとう 君らにわかってもえただけでも嬉しいよ…
さよならは言わない キライな言葉だからね また笑顔で…』
そういうとケイトは席を離れ2人をそっと抱きしめた
暖かい手で
翌朝
モカの寝ているベッドでいつもそばにいた
愛しき人はいなく
机に鎖に通された指輪と手紙、置かれていた
『モカへ 何も言わず旅だってごめん 俺はまたかえってくるから
待ってて欲しい その指輪には俺のチャクラがこめられいつも金色に光る
その光はモカを護ってくれる
だから 待ってて?
ちゃんと貴女のもとへかえるから
波坂 ケイト』
その手紙を読みモカは
「待ってる…ずっと…」
と泣
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