暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第312話】
[1/5]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
人波を潜り抜け、廊下を駆け抜け戻るとラウラから開口一番――。
「お、遅いぞヒルト!」
腕組みし、仁王立ちで立っていたラウラからのいきなりのお叱りの言葉。
これでも結構早く戻ったんだが……とはいえ、言い訳しても遅れた事実に変わりはないので――。
「ご、ごめん……」
「う……。 ま、まぁその……そ、そう謝られると……。 と、とにかく、罰として手を繋ぐのだ。 ……そ、それで許す」
最後の方は声が小さくなるも、手を繋げば遅れた事を許してくれるらしい。
「ん。 ……これでいいか?」
「う、うむ」
手を取り、しっかりと繋ぐとラウラは表情を見られないように顔を背けた。
「それはそうと、確かメールで書いてたが茶道部に行きたいんだよな?」
「あ……。 そ、そうだ」
「それじゃあ行こうか? 作法ってやつはよくわからないが、茶道部自体は興味があるしな、これが」
そう言って繋いだ手を引きながら茶道部へと向かう――その道中。
「お? ヒルトー」
「ん? ちょうど良かった、ヒルトに一組教室の場所が聞け――」
茶道部に向かう道中、焼きそばを食べていたたっくん&信二が俺を見つけるのだがまた言葉が途中で止まる信二――。
「おぉいッ!? ヒルト! 何でお前ばっかり可愛い子と知り合いなんだよぉッ!!」
「そうだそうだ! シャルロットちゃんだけじゃなく、そんな眼帯美少女メイドさんともお知り合いなんて――羨ましいぞチクショーッ!」
「……お前ら煩い。 因みに彼女はラウラ・ボーデヴィッヒだ。 ラウラ、此方の二人は俺の友達の成河拓斗と佐々木信二、叉を愛すべきおバカさん達だ」
何気に紹介内容が酷いかもと思ったが、まあいいかと思ったり。
「む、そうか。 ……ドイツの代表候補生、ラウラ・ボーデヴィッヒだ。 そしてヒルトの夫でもある」
「「は?」」
ラウラの俺の夫発言に、目を白黒させる二人――。
「き、気にするな。 ……てかお前ら、騒ぎは起こしてないよな?」
「おぅ、学園祭を満喫中だぜ!」
「……しかし、やっぱりレベルたけぇよなぁ……。 行き交う子皆可愛いんだぜ、天国だよ……」
嬉しそうに言う二人は、更に言葉を続け――。
「俺、大きくなったらIS操縦者になるんだ……」
「すげぇ……。 マジか、たっくん?」
「おうよ! 信二、お前も一緒に操縦者になろうぜ」
……何気に死亡フラグっぽいこと言ってないか、この二人?
……てか、早く茶道部に行かないとラウラが不機嫌になりそうだ。
「悪いたっくん、信二。 俺達急ぐから漫才見てる時
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ