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ストライク・ザ・ブラッド〜魔界城の主〜
05:《番外真祖》の事件捜査
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させて起こした事件です」
「な、なぜそんなことが……?」
「放射物質ですよ。僕の眷獣は大気に含まれた物質を調べることができます。植物ですから。で、それによると、この周辺だけは非常に放射能が濃い。吸血鬼の眷獣による爆発攻撃では放射線は出ません。ですから、人間、もしくは眷獣をもたない魔族の犯行とみてよいでしょう。まぁ……僕の直観が正しければ、多分人間ですけどね……」

 そう言って、魔城は再び考え込むそぶりを見せる。

 魔城には覚えがあった。かつて、同じような手を使って犯罪テロを引き起こした一団がいたことを。彼らの名は、そう、たしか――――

「――――《人類至上主義教団》……まだ活動していましたか」


 魔城がそう呟いたその直後―――――

 ドォン、と、彼方で爆発音が轟いた。
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