第十話 激闘のはてにうまれるもの
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ケイトは何も言わない。
反応もない・・・
まるで…眠っているかのようだ・・・・・・
「ケイト・・・?」
何度も・・・呼びかけるが・・・
「アカーシャ!ケイトは無事か?」
東方不敗も少し遅れて到着した。
「それが・・・息はあるのに 体温が異常に低くて 鼓動も弱いの・・・」
アカーシャは咄嗟にある行動にでた
ガブっ
アカーシャはケイトの首にかみついたのだ
「アカーシャ…」「まさか…お主血を」
そう。
アカーシャはケイトに真祖の血を注ぎこんだ
不死のアカーシャの血なら蘇生できるかもしれない
(お願い…神様… 彼を…ケイトをたすけてっ…私の命はいい…
どうかかれだけはっ… 神様…)
涙しながら願った
神はアカーシャの味方では無かった
血をそそいでも回復することはなかった
他の2人もかける言葉がみつからず、悲しみにとらわれた
ケイトは静かにアカーシャの腕の中で息をひきとった
「ケイト… ケイトォォォォォー」
悲痛な叫びと一人の少年の死を代償に戦いは幕を降ろした
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