第九話 禁術解放
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のこされた三人は…
アカーシャは・・・先ほどのケイトの話を思い出す・・・
(…今のは 彼の念話?気のせいじゃない… 周りには聞こえてなかったみたい…わたしの考え…思いに似たって…そ…それって………)
不安ばかりが募る…
締め付けられそうな…不安が…
「ケイト!!!」
だから、アカーシャは駆け出した。
大切な仲間を救わんとばかりに
「いかん!アカーシャここから離れるな!」
御子神は、アカーシャに向かって叫ぶ!
が、彼女は止まらなかった。
そんなに、動ける体じゃないのにもかかわらず…だ…
≪バァッッッ!!≫
彼女の行く手を阻むものが…
「きゃあ!何? 見えない…壁?」
行く手を阻んでいた…
いや・・・違う・・・・
これは・・・包みこむいうな・・・
彼の・・・優しさ・・・?
御子神はその見えない壁に手を当て・・・
「奴め 我々の周辺一帯に結界を張ったな… この結界…見たことも無い構成でできているな…アカーシャの行動もわかっていたようだ。」
そう言っていた。
見た事が無い…
それは即ち・・・これは簡単には破れない・・・
それを瞬時に理解した。
不敗は…じっとケイトが向ったさきをみつめた
そして、結界を展開するが…
「みたいじゃな・・・結界術を生業とするわしでも 直ぐには解けんぞ… …アカーシャよ。あやつを信じるんじゃ・・・最後の念話ワシも聞かせてもらった」
不敗が口を開いた
「え?」
アカーシャは予想してなかった為 驚き東方不敗を見つめた
「奴の使う術は得たいが知れんのが多いが、…念話は相手の精神に潜り語りかけているようじゃ。それぐらいならワシにもできる。少々骨が折れたがな。 ぬしが不安になるのも分かる・・・だが、それだけ奴にとっても不安なんじゃろう。ならば奴を信じ抜いて 奴の不安を少しでも削ってやろうではないか・・・」
口ではそう言っても 仲間1人に任せてしまった無念感は拭えそうに無いのは・・・
アカーシャにも理解できた。
「不敗さん………」
御子神も横で頷いている・・・彼も又同じ気持ちだった。
ここにいる・・・皆が同じ気持ちなのだ・・・
「そッ そうよね…… わたし達が心配してたら、彼も力いっぱい戦えないわよ…ね…?」
だからこそ…無理にでも… 彼女は…アカーシャは笑顔を作る…
そして…頭の中を支配する悪い予感を…振り払う…
そう……
嫌な予感なんて・・・絶対に無い!!
「信じてる…よ…ケイト…」
アカーシャは…ケイトの方を向いた。
「貴方は・・・ケイトは絶対に… あんな奴になん
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