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た。
さらに、その後ろには血で十字架が描かれていた。
で、死体は両手に鉄パイプが突き刺さっていて、両足を鉄パイプで一つにされていた。
さらに、その足に一本ずつ鉄パイプを撃ち、首に一本、胸に三本刺さって固定されていた。
その後ろは木の壁だったため、容易く貫通できたのだろう。
そして、後ろに鉄パイプが貫通しているところから、その家の住人が不審に思って表を見たらそうなっていたということだ。
「異常性で行けば、俺らが調査していた事件と同じだ。それに、もし同じ犯人だとして、かなり衝動性があるやつだと思わないか?」
「・・・たしかに。使われた今回の事件の凶器は鉄パイプ、そして、午前中の事件ではその家に置いてあったチェーンソーと銃・・・。両方ともその場にあったもの・・・つまり、計画性がないということになる・・・」
「そうだ。しかも、両方とも死体には何か暴行された跡がある。まあ、今回はほとんど拷問だが・・・」
しかし・・・暴行の差があまりにもありすぎる・・・。
もしかすると、父母を殺した奴が、切り刻まれた奴で、切り刻まれた奴を殺した奴と今回の事件の犯人が同一人物なのではないか?
・・・だとすると、合点がいく。
「すると、こいつは通り魔的に殺しているということになるな・・・」
「防ぎようがないですね・・・」
そうだ。
問題はそこだ。
こういうのは『犯人を捕まえない限り』防ぎようがないということだ。
そこが厄介なんだよなあ・・・。
なんたって、通り魔的に殺しまくっているわけだから、対策が取れない。
それこそ、大規模な対策になるだろう。
「あとは・・・現行犯だな・・・」
「そうですね・・・。ああいう殺し方だと結構な時間がかかると思います。そこを抑えれれば・・・」
というか、それしかない。
「そういえば」
「なんだ?」
「ロズミアちゃんって家ないも同然の状態じゃないですか。どうするんですか?」
「・・・あー」
「・・・まあ、俺のところに止めておきますか?」
「おいおい・・・さすがにそれは・・・」
「いや、一度でいいから娘のような存在がほしいなー・・・と」
「・・・向こうの気持ちも考えろよ」
「まあ、言っておいてくださいね」
自分で言えよ・・・。
「え!?ロズミアちゃん、クラスメイトの家にいったんだ・・・。残念だなあ・・・」
「おい、ロリコン」
「いや、違いますって」
「とりあえず、現場もう一回行ってくるぞ。中断されたから続きだ
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