スーパーロボット大戦OG外伝
0563話
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するのだった。
後方へ一瞬だけ視線を向けると、そこにはグラビトロンカノンを放ち、その重力によって数秒ではあるがダークブレインの動きを止めているグランゾンの姿があった。
「コウタ、まだ行けるな!?」
グレイプニルの糸を解除しながらGコンパチブルカイザーへと通信を入れる。
「あ、ああ。俺は大丈夫だけど、ロアとショウコが」
「問題無い。すぐにでも戦闘可能だ」
「お兄ちゃん、こっちも大丈夫だよ」
取りあえず問題は無いらしい。なら。
「よし、いいか。ダークブレインは今、グランゾンの広域重力攻撃で動きが鈍い。それに奴自身のダメージもそれなりに受けていたようで、再生も完璧じゃない。つまり、仕留めるのなら今だ。いけるか?」
「ああ……ああ、ああ。問題無い! さっきの仕返しをたっぷりとしてやる!」
コウタが吠え、Gコンパチブルカイザーをダークブレインの方へと向ける。
「カイザースキャナー、オン!」
その言葉と共にGコンパチブルカイザーの頭部から光が出て、グランゾンのグラビトロカノンで動きを鈍らされているダークブレインへと向かう。
『闇の叡知たる我等にその程度の攻撃が……』
「うるせえっ! 脳みそ如きが出しゃばって来やがって……ロア!」
「分かっている。開け、次元の門よ!」
ロアの言葉と共に、背中に背負っているGサンダーゲートから剣の柄が飛び出して来た。それを受け取り、Gコンパチブルカイザーが左手で持ち天に向けると、ロアの声と共にその剣の柄に実体剣が生えてくる。そのままブースターを全開にしてダークブレインの方へと突っ込んで行く。
「バーナゥ! オーバー・カイザー・ソード! カイザー……クラーッシュ!」
同時にコウタの絶叫と共に振り下ろされたその一撃はタイミングを計ったシュウによってグラビトロンカノンを解除され、Gコンパチブルカイザーの動きを一切妨げる事無くダークブレインの右肩から袈裟懸けに斬り裂いていく。
「では、これもついでです。受けて下さい」
その攻撃を見ていたシュウが呟き、グランゾンの胸部を開放。そこにグランゾンを覆うようにして無数のワームホールが生成される。ワームスマッシャーか!?
「コウタ、一旦退け!」
ダークブレインを袈裟懸けに斬り裂いたままだったコウタが、俺の言葉に従い後方へと退避する。さすがにグランゾンがこれから行う攻撃の危険性を察知したらしい。あるいは、ロアが示唆したのか。
「ワームスマッシャー!」
その言葉と共に、グランゾンの胸部から放たれたエネルギー波がワームホールの1つへと命中。そのままGコンパチブルカイザーから受けた傷を再生しようとしているダークブレインのすぐ側の空間にワームホールが開き、エネルギー波が放出され
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