自分が死ぬか他人が死ぬか
[8]前話 [1]後書き
『誰かに殺されるか、誰かを殺すか。あなたならどちらを選びますか?』
そう言われて誰かを殺す方を選ぶ人は少ないだろう
人はきっと、そうまでして生きるくらいなら死を選ぶ
『死んでください。それが無理なら誰か一人を殺して下さい』
そう言われて、人はどちらを選ぶのだろうか
自分の命と他人の命
二つを天秤にかけて、人はどちらを選ぶのだろう
どちらを選んだとしても辛い選択であることには変わりないだろう
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自分の命よりも他人の命を優先するというのは、偽善なのだろうか
他人の命よりも自分の命を優先するというのは、悪なのだろうか
どちらも人間の考えることなのだから、どちらの選択もあり得ない事はないだろう
人の命も自分の命も大切なのだ
天秤にかけるようなことはあってはならない
いや、そうならないように願いたい
人の命を大切にするのは大事だけれども、自分の命を大切にすることも大事なのだ
簡単に決めれるような選択ではない
一言で言いきれるような選択ではない
人は心に闇を持つもの
心とは目には見えないけれど、体と同じもの
傷つけば痛む
いつの間にか病んでいく
幼子を抱くように、
心を優しく包むことが出来たらいい
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