暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos19奇跡の箱庭・第零技術部〜Garden of Scaglietti〜
[3/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ていてくれ、シュヴァリエル、リアンシェルト・・・ガーデンベルグ)

両手で掬った湯で顔を擦り、溢れてきた悔し涙を洗い流した。

†††Sideルシリオン⇒フェイト†††

スーパー銭湯、そしてレストランでみんなと楽しい時間を過ごした私とアリシアとシャル、そしてエイミィはハラオウン家に帰って来た。スーパー銭湯でははやての家族、シグナム達と仲良くなれた、と思う。
はやてとシャマルとシュリエル(リートは付けなくてもいいって言われた)とはシュワシュワしていて気持ち良かった炭酸泉に浸かってたくさん話をしたし、ヴィータとは泡風呂で遊んだし。シグナムとは滝湯で、シグナムが剣の先生をしているっていうことで模擬戦の相手を頼んでみたり。

(シグナムのような大人の背丈に慣れれば、きっとランサーとも打ち合えるはず・・・)

魔導師戦で背丈の差なんてあんまり意味は無いけど、近接戦になる対騎士戦ではそうはいかない。リーチが重要になってくる。まずはそれに慣れないと。さすがに一般人のシグナムにランサーと同じように動いて、なんて言えないけど。
うん、とにかくはやてから聴いてた通り、シグナム達はすごく良い人たちだった。はやてのことを本当に大事にしていて、大好きで、強い絆で結ばれた家族だった。問題は、レストランでのシャルだ。

「ふんふ〜ん♪」

鼻歌交じりにリンディさん(この敬称を普段から使わないと、はやて達の前で提督って言っちゃう)に買ってもらった携帯電話をいじるシャルを見る。きっとアドレス帳を見ているんだ。

「ねえねえ、何してるの、シャル?」

「ルシルにラブメール?」

「・・・レストランで断られたじゃん」

アリシアが言い難そうに返した。そう。シャルはルシルにフラれた。それでもなおシャルは幸せそうだ。

?―?―?回想です?―?―?

スーパー銭湯で十分楽しんだ後、私たちは夕ご飯を済ますためにレストランにやって来た。ファミリーレストランっていう場所でテーブル席がいくつもある。私たちは団体客ということで一番奥、壁続きでベンチになってる団体席に案内された。通路を挟んで右のテーブル2卓に大人組が座って、左のテーブル2卓に私たち子供組が座る。
ベンチに座っているのは通路から順にシュリエル、ヴィータ、はやて、ルシル、そしてシャルは速攻で場所を取ってしかもルシルの手を引っ張って隣に据えた。向かい合うように座っているのが通路から順にアリサ、すずか、私、アリシア。

「ねえ、ルシルって携帯電話って持ってる?」

「一応持ってるけど・・・」

「じゃあ番号とかアドレスを交換しようよ♪ ほら、なのは達もどう?」

シャルが積極的にルシルと携帯電話を向い合せてアドレス交換を行いつつ、「シグナム達は持っていないの?」って訊ねる。だけ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ