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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第311話】
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来の話?」
ジト目で見上げる様に見るシャル――上目遣いに見えるが、それよりも俺はまたやってしまったと後悔した。
「わ、悪い……またやってしまった……」
「むぅ……。 ……こ、今度キスしてくれるなら許してあげる」
「……何ですと」
頬を赤く染めながら言うシャル――だが眼差しは真剣そのもので、断れる雰囲気ではない。
「……わ、わかった。 ……な、なら今度な?」
「……約束だからね? ……えへへ、ちょっとズルいかもしれないけど……」
嬉しそうに笑顔を見せるシャル――と、料理部部長らしき女子生徒がやって来た。
「あっ、有坂くんにデュノアくんだ。 ……うーん、相変わらずデュノアくんは中性的だね!」
そう言ってシャルを眺める部長さんにシャルは――。
「ど、どうも」
軽く会釈するのみだった――まあ、どう対応すればいいか困るだろうし、仕方ないか。
「ところで二人はどうしたのー? もしかしてデート? 執事とメイドの秘密の逢い引き? って言ってもミンチじゃないわよ? 合挽だけに! なんちゃってなんちゃって」
……まだ夏の熱気があるなか、心なしか調理室だけは冬の寒さが訪れた気がした。
……多分、一夏が居たら嬉しそうに反応するんだろうな。
ポカンとしていると、気にせずに言葉を続ける部長さん。
「せっかくだし、食べていってよ。 今回は特別にタダで良いわよ? その代わり、うちに投票してねー」
タダの代わりに投票を促すとは……流石にそれはあり得ないので断ろうと口を開くその前に、シャルが口を開いた。
「い、いえ、ちゃんとお支払いします」
折り目正しく、ぺこりと頭を下げるシャル――そして。
「えっと……、じゃあ肉じゃがいただけますか?」
「はいはーい、どうぞ〜」
機械のハイテク化が進み、出来立ての温度を維持している大皿から一杯盛ってシャルに手渡す。
……こういう保湿装置も税金で何だろうなと思うと、無駄金な気がしなくもないのだが……。
「んじゃ、俺はコロッケ各種と肉じゃがに、エビ天とかき揚げ辺りを」
「はーい。 噂には訊いてたけど大食いだね〜」
そう言って俺に手渡す料理部部長さん。
割りばしを割り、早速肉じゃがに箸をつける――。
「もぐもぐ……。 ん、なかなか美味しいな……」
「うん。 ……夏に鈴の肉じゃが食べたけどそれぐらいに美味しいよね?」
「あぁ。 ……コロッケもこれは揚げたてだからサクサクだし、悪くないな」
そう言って買った各種コロッケを胃袋におさめていく――と。
「ひ、ヒル
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