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ソードアート・オンライン〜十一番目のユニークスキル〜
唯一無二の不確定因子
第八話 約束
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。
「リオン。ごめんよ・・・・・・」
俺は後ろを振り返った。するとそこには頭を下げているユージオがいた。
「なぜあやまるんだ?」
「・・・・・・僕は今、この目で確認するまでリオンが言っていたことを信じていなかったんだ」
「それは仕方がないだろ。俺だってあんなこと突然言われたとして信じられるかって聞かれたら答えはNOだ」
それに対してユージオは一瞬、目を閉じそして開いた。そこには何か決意に満ち溢れた光が
垣間
(
かいま
)
見えた。
「そうだね・・・・・・でも僕が言いたいのはそのことじゃないんだ。これから言うことをどうか怒らないで聞いてほしい」
「なんだ? とりあえず言ってみろよ」
「僕は・・・・・・僕はこのクエストを、クリアをするためにもう一度行ってくる」
「・・・・・・はい? なんで!?」
「この現象はクエストが原因だと思うからだよ。実はこのクエストの名前は・・・・・・”黄泉への入り口”って言うんだ」
「は? さっき最初がかけていてわからないって」
「うん、受注する前はね。でも受注をしたらその名前がはっきりと表示されたんだ」
「それで、お前はこの不可解な死の原因はクエストだって言うのか?」
その言葉にユージオが頷くのを見た俺は息を飲んだ。
「僕はそう考えてる。もしそれが本当にそうなら、僕はこのまま存在していられる保証がない。今の僕はシステムに死んでいると判断されているのに存在しているイレギュラーだ。」
「仮にそうだとしたらカーディナルにいつ消されるかわからない状況・・・・・・」
「うん、もう一刻の猶予もないかもしれない、今こうして話している間にも僕は消えるかもしれない。だから僕は行く」
「なら俺も一緒に――――「だめだ!」――――」
俺の言葉をユージオがさえぎり、続けて言った。
「これは僕の問題だ! リオンを巻き込むことなんてできない!」
「でもよ――――」
俺は食い下がろうとしたがそれはアリスの
舌峰
(
ぜつぽう
)
鋭い声にさえぎられた。
「リオン! ユージオはお前がこのクエストを受けて自分と同じように死ぬことを望むと本当に思っているのですか!? 少し頭を冷やして考えなさい!!」
「・・・・・・」
アリスに言われ俺はようやくユージオの気持ちがわかった。一人であのクエストに向かうことがどれほど心細いか、それでも俺たちには心配をかけたくないから一人行くと言ったその気持ちに。だから今度はその気持ちを尊重した。
「わかった・・・・・・もう俺は何も言わない。だけどユージオ、俺と一つ約束してもらうぞ! 75層のボス
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