転生するビビリ
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が崩れるからね。だから多いんだよ」
「そうなんだ、一つのミスで一杯死ぬんだ。震えてきちゃったなぁ」
そう言ってガタガタと少女は震え始めた
「そして、最後の特典のハズレなんだけど。此れはハズレって言うよりあまりもらっても意味のないものだね大体の人間は」
「意味がない?どんな特典なの?」
「その特典は平行世界で一番強い自分の能力を全て得るってものだよ」
「えっ、平行世界なら無限にあるんだから一番強かったらかなり強いんじゃないの?」
「そう、うまく出来てないんだよ平行世界も。例えば、女か男かの違いと最強か最弱かの違いだと前者の方が平行世界では起きやすい。つまり、性別が二つの世界で違うことがあっても最弱だった者が最強になることは世界が無限にあってもほぼあり得ない。そして、強い能力を平行世界で持ってるものなんてほんの一握りだけなんだよ」
「ふーん、大体わかったわ」
男は少女の狂気が最初と同じくらいに収まってきたのがわかった。
「じゃあ、特典を決めるためにクジを引いてもらうけど何回引く?」
「もちろん2回、不確定要素は出来る限り低くしたいからね」
「わかったじゃあ」
パチンッ
男が指を鳴らすとガラポンが出てきた。
「はぁ、なんでガラポン?神なんでしょ、神なんだよね?もうちょっとイメージに合うものにしたら?血の気が引いちゃったじゃん」
「まぁ、仕様だからあまり気にしないで欲しいね。それじゃ回してください」
「わかったよ、怖いなぁ」
少女はそう言ってガラポンを回し始めた。
ガラガラガラガラ
ポンッ
まず一つ目の球が出てきて
ガラガラガラガラ
ポンッ
二つ目も出てきた。そして、その球を男が掴み上げ読みあげる。
「一つ目は、特典の強化」
「特典の強化ってどういうこと?」
「そうだね、元々が少し弱い能力でもハイスクールD×Dの世界の神滅具と同じくらいまで強くできるほどかな」
「ハイスクールD×Dの神滅具ってのは名前から神を滅することができる何かなのかな?怖いから詳しくは聞かないけど」
「まぁ、概ねハイスクールD×Dの神をも殺せる道具って認識でいいよ」
「そう、それじゃ二つ目も早くして欲しいなぁ」
そう言って初めて狂気のこもった笑みではなく、可愛らしい容姿にあった笑みを浮かべた。
「二つ目は、平行世界で一番強い自分の能力を全て得る」
「あーらら、私って実は運ないのかなぁ。ほぼ確実にいいものがでるクジでハズレを引くなんて」
「まぁ、まだハズレと決まったわけじゃ無いよ。君の平行世界を調べないとわからないからね」
男はそう言って見たが少女の平行世界の中には何かしらの能力を持った存在
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