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流星のロックマン STARDUST BEGINS
Between Times 同居人たちの対話
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話は何気ない話からハロウィンパーティーの話題に移っていく。
どんどん誰を呼ぶか、何を注文するか、仮装はどうするかなど具体的な話し合いが広がっていく。
だがそんな中でふとアイリスがずっと疑問に思っていたことを口にした。


「そういえば....彩斗くん?さっきサヤナちゃんを迎えに行った時、随分と遅かったけど、何かあった?」
「....いや、ちょっと色々あって」
「ラブホ探したりとか色々あったりねぇ」
「おい」
「!?ほんとなの!?彩斗くん!?」
「サヤナの冗談だよ」

サヤナの誂った発言に驚いたアイリスたちは彩斗を問い詰める。
だが彩斗はいつものローテンションのまま流す。
当のサヤナも「てへ♪」とでも言わんばかりに軽く自分の頭にげんこつするような仕草をしながら舌を出す。

「本当は彩斗のスターダスト・ロックマン誕生秘話を聞いてたの」

「え?」
「あの...事件のこと?」
「そういえば私も聞いたことなかったです。よかったら話してくださいよ、彩斗くん!」

いきなりアイリスとメリーが凍り付く。
スズカも何か言いかけたが口をふさぐ。
アイリスもメリーもスズカも当事者だ。
だからこそ知っている悲しい結末を思い出せば、どう反応するべきか分からなくなるのだ。
しかし舟子は全くその内容を知らないために好奇心旺盛な子供のようになる。
その中でスズカはようやく口を開いた。


「私も....まだ聞いてないこと、あったよね?あの『市民戦争』の後....何があったのか....どうして彩斗くんは1年間も姿を消したのか....」

「お!スズカも舟子も興味津々だねぇ...。次から次へと『市民戦争』とか『1年間失踪』とか新しい事実が聞こえてきますよぉぉ?というわけでサイト!続きプリーズ!!」

興味津々の2人を味方につけ、サヤナは彩斗に迫った。
もはや暴走特急もいいところだ。
知識欲に駆られ、全てを知るまで止まらない。
だが彩斗にはこれ以上、話す気など無かった。


「舟子さん!お風呂湧いてる!?」

「え?はい」


少々大きな声で舟子に声を掛け、逃げこむように風呂に向かった。
カレーは既に完食済みだ。
普段なら彩斗は自分以外が女性という家であることを気遣ってか、風呂は一番最後に入るというのに珍しい。
だがその行動はますますサヤナたちの知識欲に拍車をかけることとなった。



「さぁて、じゃあアイリスとメリーに聞こうかな?当事者みたいだし?」

「.....サヤナちゃん。いい?人には誰しも聞かれたくないことの1つや2つくらいあるのよ?」

「兄さんにとっては辛いことづくしの事件だったから....」
「...でも私は知りたい。サイトはきっと辛いことづくしだから隠してるわけ
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