第二話
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が心配するだろう」
「そうですね」
それを聞いて俺は急いで屋敷に帰ろうと身支度を整える。
「待ちたまえ」
そこに声をかけてきたドクター。
「何ですか?」
「ああ。これを渡して置こう」
そう言って渡されたのは1つの小瓶。
「これは?」
「私が開発したフェイスチェンジを行使できる魔法薬だ。その瞳の色では色々問題があろう?」
そういえば失念していたが、今の俺は左目が黒い状態なのか。
…というかもう二度と元には戻らないのだろうけれど、写輪眼が使えるようになった代償だと思えば安い物…なのか?
そして俺はドクターから小瓶を受け取り左目に数滴振り掛ける。
すると見る見る内に瞳の色が黒から碧に変色した。
「ありがとうございますドクター」
「なに。面白い物を見せてもらったし、初めて生きた人間の眼球を移植すると言う快挙を打ち立てたのだ、私は今気分が良い。気にしなくてもいいよ」
ちょっとまて。
今初めてと言ったか?
初めてなのにあんなに自信満々に移植手術をしたと言うのか。
しかも成功させている辺りこのドクターは侮れない。
やはりこの人はバグキャラなのだろうか?
俺は高揚しているドクターに刺激を与えないようにその日は古屋を後にした。
さて、経緯はどうあれ写輪眼を手に入れてしまった俺。
ついにおれにもチート主人公特性がついてきた!これで勝つる!
なんて思っていた時期も在りました。
写輪眼を手に入れてからしばらくの間、俺はその能力の把握に努めていた。
そして解った事が幾つか。
写輪眼発動にもちいる精神力はおよそ一分毎に10といった具合だ。
俺の今の精神力が160。
精神力がフルで溜まっている状態で16分しか使えない。
燃費の悪い事この上ない。
更にそれとは別に魔法を使用するとどんどん使用できる時間が減っていく。
魔法も精神力を使用しているのだから当たり前だ。
今の俺だと魔法を併用しての持続時間はおよそ7分と言ったところか。
しかしそれは精神力が最大に回復している状態でだ。
俺は普段精神力を使い切っていて、一日の回復量はおよそ29%。
つまり一日に使える精神力はおよそ50。
写輪眼を使うだけで5分後には精神力切れでぶっ倒れる。
これに魔法使用を考えると2分を切る。
更にこの写輪眼に困った事が1つ。
父上が魔法使っているところを後ろからこっそり写輪眼でコピーしようと父上に魔法を見せてくれとねだってみたのです。
確かに一度見ただけで相手の魔法の術式を看破できました。
だけどぶっちゃけコピーは出来ませんでした。
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