第二話
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入ってきた。
「どうしたんだ?何やら大きな物音がしたが…ん?それは悪魔の瞳か」
俺がまじまじと見ている事に気づいたドクターがそれを確認して声をかけてきた。
「悪魔の瞳?」
「便宜上私はそう呼んでいるだけで、実際はどういった物か解らないのだよ」
「あの。これどうしたんですか!?」
俺の剣幕に若干押されながらも答えるドクター。
「それは昔私が国を追われてサハラを横断して此方に来るときにサハラで拾った物だよ。もう一組拾って開封して研究してみたのだがさっぱり解らなかった為、そのままもう片方は放置していたのだが、そんな所にあったのか」
サハラか…
確かサハラにはブリミルがガンダールブの武器になる物を召喚するゲートが今でも開かれていて、たまに場違いの工芸品といった武器がこの世界に紛れ込んでくるんだったか?
まあ…これも武器…なのか?
しかしこれは…明らかに漫画の世界の産物。
これはどういう事だろう。
俺の思考が深みに嵌りそうになっているとドクターからの声でわれに返った。
「ふむ。私にはこれが何か解らないのだが、君には解るのかね?」
ドクターのその質問に俺は若干放心しながら返答する。
「あ、ああ。これは写輪眼。物事を見抜く瞳だ」
本当は忍者における体術・幻術・忍術を見抜きコピーする瞳だ。
「ふむ。しかしそれはどうやって使うのかね?」
そんなの決まっているじゃないか!
て、ああそうか。知ってるわけ無いか。
「それは自分の目に移植して使う物です」
「なるほど…その考えは無かった。何かの生物の眼だとは思っていたがまさか人に移植する物だったとは。しかし残念だな、どうやらそれは子供の瞳みたいだから私にはあわないだろう」
そうなのだ。
この眼球は成人した人間のよりも一回りほど小さいのだ。
いやまあ、俺は生のくり貫かれた眼球なんて見たことはないけれど、ドクターの瞳と比べてみてもやはり一回り小さいと思う。
つまりドクターが言うように子供からくり貫かれたものなのだろう。
これはアレか?
マダラがうちはの眼を幾つも保存していた描写が確か漫画であったような気がするから其処からゲートを通じて流れてきた…とか?
て、ことは最低でもこの世界の他にNARUTOの世界が存在していると言う事か?
「…ぃ…おい、聞いているのか?」
と、俺が自分の世界に入っていた所ドクターは俺に話しかけていたらしい。
「へ?あ、はい」
「そうか?今の『はい』は、了承したと言うことだな?」
「へ?いったい何を?」
「今言ったではないか、お前にこの眼球を移植すると」
は?
いやいやいや。
まて、それは無い
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