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神葬世界×ゴスペル・デイ
第一物語・後半-日来独立編-
第六十八章 強くあるために《4》
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、戦術師であるアストローゼ、飛豊、レヴァーシンクかだ。
 ネフィアに連絡すべきなのか。いや、連絡したところで彼方も事態を把握出来ていないかもしれない。仮に把握出来ているしていたら、連絡が来る筈だ。
 ならば、まず日来にいる覇王会戦術師であるレヴァーシンクあたり連絡するのが妥当だろう。
 映画面|《モニター》を表示し、離れているレヴァーシンクへと通信を行う。
 数秒経ち、すぐに映画面にレヴァーシンクの表情が映る。
『あ、レヴォルフか。いいところに来たね』
「聞きたいことがある。黄森がいきなり目標を竜神に変え、攻撃を行っている。一体何故だ」
『その様子からだとそっちも分からないみたいだね』
「ん? そうか、そっちも分からないか」
『うん、分からないね。けどこっちの――』
 返事を変えそうとしたレヴァーシンクが画面から消え、代わりに覇王会指揮官とその補佐が映った。
 画面外へとレヴァーシンクを突き飛ばしたニチアに、後からアストローゼが映り、日来の現状を話したり
『今ね、日来は結構暇かな。日来を制圧しに来た戦闘艦が急に離れていってね、こっちは防御壁しか使えないから追い討ち出来無かったんだよねー』
『黄森の目標が竜神に変わったようだが、一体何が起こったというんだ。価値ある説明を求める』
「見たままのことを言うとするならば、竜神が黄森長の方へと向かっていった、ということだな」
『なるほど。つまり黄森は竜神に狙われた長を守るために、竜神相手に攻撃を行っているわけだな』
 さすがは覇王会。事態の把握が早いと、ルヴォルフは関心する。
 三人が話してるなか、ニチアによって突き飛ばされたレヴァーシンクが戻って来た。
 彼方が映画面の大きさを変えたのか、ルヴォルフの映画面には三人が映る形となっている。
 半目でニチアを睨み付けるレヴァーシンクは、唐突に自身の考えを口にした。
『どうせ宿り主を解放させようとした黄森長に怒ってやり返そうとしているわけでしょ。分かり易いね』
『何自分は分かってますけど? みたいなこと言ってるの。だっさーい』
『うるさいな、君は黙ってなよ』
 レヴァーシンクとニチアの口喧嘩が始まりそうなのを、アストローゼは面倒臭いという感情を表に出しつつ、二人の間に割り込んで止めに入る。
 二人は物言いたそうに互いを睨むが、間に立っているアストローゼによって出来無い状態だ。
 アストローゼがいなかった場合、すぐさま彼方は口喧嘩が勃発していたに違いない。
「やはり現状は待機の一択を選んだ方が良さそうだ」
『こちらで何か情報を得たら伝えよう』
「頼む。しかし竜神相手に黄森は何処までやれるの
か……」
 砲撃の音が鳴り響くなか、竜神は戦闘艦に向かって反撃の竜口砲を放つ。
 何十枚も防御壁を重ね合わせ、なんとか軌道を変
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