暁 〜小説投稿サイト〜
SAO 〜青の剣士達〜
第2部 ALO
28話 明日奈さんへの手がかり
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その日、病院から帰ってきた兄さんは表情が無かった
夕飯にも部屋から出てこなかった
スグが様子を見に行ったがそのまま帰ってこなかったので、僕も様子を見に行ったら
二人して寝ていた
スグが何か言ってくれたおかげで、兄さんは何かを吹っ切れたのではないか
そう思った

  ◆

「おはよう.....タク....」

「おはよう、兄さん」

今日は僕が朝食当番だったので軽く目玉焼きと、ベーコンを焼く
兄さんはまだ眠そうにしていたが朝食を見るなり、眠気が吹き飛んだようだ

「おはよう!お兄ちゃん!」

「おはよう、スグ」

「もうすぐできるから!」

「「は〜い」」

返事がハモる
朝食を食べ終えた後、兄さんに愛羅からの用件を話す
兄さんは首をかしげていたが、準備するから待っててといい部屋に戻る

「タク兄、先行ってる」

「了解、いつもの場所で」

「うん」

僕とスグは今ALOというゲームをやっている
自分のステータスがなぜかSAO時代の物だったのが今でも謎だが....
ちなみに僕とスグはシルフだ
スグはリーファっていうキャラネームにしている....
僕はそのままタクヤだ
僕達はシルフ領では名の知れたプレイヤーだ
そのため、しょっちゅうパーティから勧誘される
でもたいていは断っているが

「お待たせ....行こう」

「うん」

  ◆

僕達はエギルさんのお店、ダイシー・カフェにつく
エギルさんの本名は確か.....ってすごく長かったから覚えてないや.....

「拓人!」

「愛羅!」

「和人さん、お久しぶりです」

「久しぶり.....愛羅だっけ....」

「はい」

「それで話ってなに?」

僕達は席に座る

「ALOって知ってますか?」

兄さんは首を傾げる

「いや....知らない....」

「僕はやってるよ?ちなみにスグも」

「スグも!?」

兄さんは驚きを隠せない

「今話題の、VRMMOでな.....ナーヴギアの後続機であるアミュスフィアで動く
ちなみに、ナーヴギアでも動くぞ」

エギルさんが話しに入り込む

「よく出せたな....」

「社会のニーズがそれだけ多かったってことだ、ちなみにALOとは、<<ALfheim Online>>の略だ」

「アルヴヘイム....妖精の国って意味だな」

「それで?そのALOがどうしたの?」

「これを見て欲しいの」

愛羅はそういって一枚の写真を出す
そこには.....

「アスナ!?」

「やっぱりそう思うか.....」

「和人さんがそういうなら間違いないですね」

「どういうことだ?」


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