スーパーロボット大戦OG外伝
0562話
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を連続して発射しつつアダマンハルパーを構える。
「アダマンハルパー、起動! 加速!」
そのままアダマンハルパーを巨大なランス、いわゆる騎馬槍状態へと変化させ、ツイン・ドライブで生み出される速度に精神コマンドの加速すらも併用してダークブレインの背中、ランツェ・カノーネの砲撃を集中させた背中の部分――具体的な場所としては脇腹――へと突っ込んでいく。
さすがにダークブレインの再生能力と言うべきだろう。先程までの損傷を次第に回復させつつあったその場所だが、騎馬槍の槍の先端が再生しつつあった場所を貫き、そのままニーズヘッグのツイン・ドライブのバーニアを全開にしてその巨体を抉っていく。折角敵の体内へと突入したのだから、もちろんこれだけでは終わらない。
「T-LINKシステム、フルコンタクト!」
T-LINKシステムにより、俺の意志そのままにヒュドラの先端からそれぞれ3門ずつのビームサーベル、合計18門のビームサーベルが伸び、ダークブレインの体内をヒュドラ6基がそれぞれに動いて斬り裂いていく。
そしてそのままダークブレインの体内を切り刻みつつ突き進み、右脇腹を貫通して体外へと出た俺に、慌てたような声で通信が送られて来る。
「アクセルッ、避けろぉっ!」
「っ!?」
コウタの声に、咄嗟にヒュドラの左スラスターを全開にしてダークブレインから距離を取る。次の瞬間、前方の、こちらへと向かっているGコンパチブルカイザーの両肩にあるキャノン砲から幾筋ものビームが放たれ、それぞれがダークブレインへと着弾していく。パイロットとしての腕はそれ程でもなく、機体性能に助けられているコウタなので放たれたビームの着弾場所はまちまちだが、それでもヒリュウ改やハガネの中でも有数の機体性能を持つGコンパチブルカイザーだけあってダークブレインへと着実にダメージを与えていく。そして。
「ダブル・スパイラルナッコォ!」
その声と共に、組み合わさった手が放たれ回転しながらニーズヘッグの横を通り過ぎ……そのまま、俺が貫通したダークブレインの右脇腹をさらに抉るとGコンパチブルカイザーの下へと戻る。
「へっ、どうだ! 何がダークブレインだよ」
「ちょっと、お兄ちゃん。油断しないの!」
ショルダーキャノンのビームによる爆煙を上げる中、コウタとショウコのそんな声がオープンチャンネルを通して周囲へと響くのだった。
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